自分に都合のいい事しかしない爺ちゃん。

まあねぇ・・・88歳だし、

爺ちゃんの世代の勤め人の多くがそうであるように、

若い頃から男は外で稼ぐ&家の事は嫁の仕事という考えで、

なんにもしなかったのよねぇ。

婆ちゃんが晩年に「夫の教育を間違えた」って愚痴っていたっけなぁ・・・。

その爺ちゃんに婆ちゃんが死んでしまったのだから、

「少しは自分の始末ぐらいしろ!」とか「出来る家事は手伝って!」と言った所で、

できるわけがないのよねぇ・・・・

ましてや高齢ってだけではなく、認知症も入っているんだしさ(;^_^A

 

でもねぇ・・・自分はアルツなんかじゃないと言い出すし、

認知症対応のデイに行くのは拒否するし、

脳トレになるような事を自宅でさせようとしても、

なかなかやらないのよねぇ。

脳トレドリルやペン習字なんて絶対にやらないわけで、

文字を書かせるために、「字を書け!」ではなく、

「忘れて困ることはノートにメモしろ」って言っても、

書きやしないのよねぇ。

ノートに書いてあるのは、お金(金額)ばかり。

数字は大好きなので、金額はあちこちに書いている。

自分の生活の資金繰り(予算と支出の見込み)を書いているんだけど、

二重計上もあれば、漏れもあるわけで、

正しい予実ではないのよねぇ(;^_^A

 

まあ何もしないよりはマシと思いたいところだけど、

そうもいかないのが難しいところ。

年金の受給額に自分の預金を足しているんだけど、

自分の貯金を二重計上、酷い時には3重計上しているから、

自分の総資産が事実よりも大きく膨らんで・・・しっかりその数字だけを覚えている。

無いお金をあると思い込まれて、気が大きくなって、

友達と遊び歩かれたり、高級老人ホームに入るなんて騒がれると、

とても困るのわけです。

 

ご近所の大人になった子どもと同居しているお宅の妻を亡くした爺さんたちは、

爺ちゃんよりも少しだけ年下(2~3歳の差)だけど、

ほぼ毎朝玄関から家の前の道路の掃き掃除をしていたり、

子どもたちとは別と思われるゴミ捨てを毎回自分でしていたり、

たまには自転車で食料品の買い物にも行っていたり、

自分の分の洗濯物は自分でちゃんと朝早くから庭に干していたり、

夕方には取り込んでいたり。。。。

食事は娘たちが作っているらしいけど、

奥さんがいた頃には奥さんがやっていた事でも、

奥さんがいない今は、子どもや同居の孫に丸投げせずに、

自分で出来ることはちゃんと自分でやっているのを

見かけるのよねぇ・・・。

 

それに引き換え、おらいの爺・・・なんにもしませんどころか、

余計な手間暇を掛けさせます(-_-;)

布団の回りに菓子のかすを散乱させていたり、

ゴミ箱が近くになるのにみかんの皮を寝室の床に放り投げてあったり、

食べこぼしで汚した服を注意するまで洗濯せずに着続たり・・・

細々としたことだけど数えればキリがない。

でも自分は介護なんてされていないって言い切るのよねぇ(-_-;)

オムツ替えとか洋服の着せ替えや、

食事をあ~んと食べさせたり、トイレに連れて行ったりするだけが

介護だと思っているのかしら?

 

脳トレ代わりに少しは家事手伝いでもさせようとしても、

あ~だ、こ~だと言い訳をするばかりで、やりやしません。

ゴミだしをしろとは言いませんが、

「せめて毎朝玄関のタタキから外のタイル部分、出来れば門の前の道路ぐらいは

掃き掃除をしたら(#^^#)

ご近所の○さんも、△さんも、□さんも爺さんがやっているよ。」と言っても、

あ~だこ~だ・・・って、やりやしない。

箒で掃く&塵取りでゴミを取るだけのこと。

難しくもなければ大変な作業でもないのにさ。

 

爺さんが出来そうな事・・・・探しましたよ。

我が家では家族全員分の靴下を洗濯機で洗う時には、

何日分かをまとめて洗う事が多い。

それを今の季節は室内の乾燥が酷いので、加湿器代わりに茶の間に干している。

「その靴下をたたむ」事をさせることにしました。

「しろ」と言えば拒否すると思うので、

わざと茶の間の物干しスタンドに夕食の支度の時まで残しておいて、

「暇なら手伝って~かるた取りして~」と毎回声を掛けます。

 

最初は出来なくてビックリしたわ。

娘は2歳の頃にはやっていた簡単な作業なんだけどなぁ(;^_^A

爺ちゃんは1日2足以上履くので、

私と主人の分も合わせると4~10足ぐらいが乾いていた。

同じ物同士を見つけて、左右を組み合わせるのは問題なくできた。

それを2つ折りにして、足を入れる口に親指を入れて、

クルッとひっくり返して棒状にするのが我が家のたたみ方で、

もう何十年も前から変わっていません。

足を入れる口に両手の親指を入れるのが出来なかったのよ(@_@)

炊事の手を停めて、爺ちゃんの脇に座って、やって見せても・・・出来ない。

口のゴムの所を3枚と1枚に分けて親指を突っ込んで・・・と言いながら、

一緒にやろうとしても、何処に指を入れるのか解らないで、

2つ折りにした靴下を手の上でひっくり返したり、180度回転させてみたり。。。。

空間認識力が落ちているんだろうなぁ・・・。

それでもじっくりとやっていくと、何とか1組出来上がりました。

が、普通の長さの物は出来たのに、

次に掴んだくるぶし丈の物になると「これは難しいなぁ」とフリーズした。

丈が違うだけで、原理は一緒なんだけど、何が難しいかなぁ?(@_@)

言えば切れるので、口には出さないけど・・・

自分でやるよりも手間暇がかかります。

それでも何とかくるぶし丈も攻略できて、

その日に乾いていた靴下は全部団子になった。

できるようになったので目を離したら、丈を2つ折りではなく、

いつのまにやら3つ折りにして・・・全部くるぶし丈のサイズになっていた。

まあ2つ折だろうが3つ折だろうが、大し問題もないから良いけどさ。

 

たまたまかもしれないけど・・・その翌朝、少しだけ脳の調子が良かった気がする。

脳の血流が少しは上がったのかな(;^_^A

 

で、翌日の夕方も同じ感じで爺ちゃんにやらせたのだけど、

前日に攻略したはずなのに、またまた親指の差し込み方が解らない。

仕方がないので、またまた隣に座って、説明というか声に出しつつ

一緒にたたんだ。

右と左を合わせて、2つに折って、口のゴムを3つと1つに分けて、

親指を突っ込んで、1つの方をクルッと裏返してボールにする・・・。

この日は1日分で4足しかなかったので、

私と爺ちゃんで説明しつつ、2つずつやって終わり。

 

で、その翌日にも茶の間にいる爺ちゃんに台所から

「暇ならかるた取りしてくれると助かるんだけど・・・」と声を掛けた。

今日は少なくていいなぁ・・・と言いながら、1人でたたむ事が出来た(ほっ)。

相変わらず、2つ折りの物と3つ折りの物があって出来上がりのサイズはバラバラです。

後で私がこっそり2つ折りに直しているんだけど、

一応靴下たたみはクリアできた。

 

味を占めて、タオルたたみをさせようと思ったら、

これまた出来なかった。

仕込もうとしたら、もう良いだろう・・・って拒否られた。

タオルたたみも2歳児の娘でもできた事なんだけどなぁ・・・

やっぱり空間認識が苦手になっているんだろうなぁ・・・。

たぶん折り紙とかもできないだろうなぁ・・・

まあ折り紙が折れなくても生活に不自由はないけどさ。

 

ということで、

子どもが幼児だった頃にやってくれたお手伝いを仕込もうかと思うのもの、

なかなか敵も手ごわくて、先に進みません。

手伝いをして欲しいのではなくて、

家事を通して少しは脳トレになればって思っての事です。

言えば切れるから言わないで、

「手伝ってくれると助かるんだけど・・・」って娘が2~3歳だった頃のように

仕込んでいます。

 

とりあえず、「(靴下の)かるた取り」は機嫌よくできるようになりつつあります。

まだ乾いている物を自分からたたむという事には思い至らず、

声を掛ければ何とか手伝ってくれるって状態ですがね(;^_^A

 

2/7(水)の夕食

・自家製牛丼

・白菜とワカメの味噌汁

・みかんの缶詰風

がま口財布財布開けずの日、リセット。

買い物には行かなかったけど、ダスキンさんの交換日だった(;^_^A

 

クローバー夕食は牛バラ肉(薄切り)と野菜を合わせて、スタミナ焼きにしようかと思っていた。

が急遽主人が外食になったので、変更した。

爺ちゃんは炒めるよりも煮た方が食べやすいからね。

牛肉、玉ねぎ、人参、椎茸、春雨も入れて、甘しょっぱく煮た。