【小倉10R】西日本新聞杯 小倉1200m 自信度 ★★☆☆☆

開催最終週の小倉競馬場。内が極端に悪いわけではないが、内で頑張れているのは逃げ馬だけ。基本的には外目をスムーズに通った馬が有利な馬場コンディション。

 

◎⑪トリップトゥムーン

二走前から馬が激変。直線の末脚一辺倒だった馬が急にコーナーで番手を上げる競馬ができるようになった。それで位置を取れるようになってか前走はしっかりと差し切っての勝利。まぐれで差し切ったレースではなく、馬の能力でしっかりと勝ち切ったレースに見えた。先行馬が少ない組み合わせで、コーナーで押し上げる競馬ができるこの馬に向く。昇級初戦だが今のこの馬の力ならあっさり突破しても驚けない。

 

〇⑯ガリレイ

前走は京都1200mでは厳しい大外枠から先行。内に馬がいてなかなか内に切り込めず、3コーナーの入りでは外3頭目の厳しい形に。逃げた一番人気がバテるような流れで後方勢台頭のレースに。そんな中勝ち馬と0.4秒差の7着なら全く悲観する内容ではなかった。今回は先行馬が少ないことに加え、ローカルの手薄なメンバー構成。巻き返せる。

 

【阪神10R】戎橋ステークス 阪神1400m 自信度 ★★★☆☆

阪神芝はいまだ良好なコンディション。基本は先行し内を回った方がよさそう。

 

◎⑦レベレンシア

ここ2戦安定しているが、3走前の六甲アイランドSを評価したい。1400mながら600m通過33.1の超Hペースの流れを4番手追走。しかも終始外3頭目を回されるかなり負荷がかかる競馬。後ろでしっかり脚を溜めた今回人気のレイべリングと0.6秒差の8着で負けて強しの内容だった。今回は先行馬手薄のメンバーに加え、先行の鬼坂井騎手に乗り替わるのもいい。今回も崩れる場面が想像できない。

 

【中山10R】総武ステークス 中山ダート1800m 自信度 ★★★☆☆

中山ダートは特に大きな傾向はない。ペース次第で前も後ろもこれる。

 

◎⑧キタノヴィジョン

中山ダート1800mなら確実に末脚を使ってくれる馬。昨年のマーチSでは先行馬が楽な展開の中、道中14番手から大外ぶん回して異次元の末脚を使っての3着。楽な展開だった1,2着馬と0.1秒差で能力、コース適正の高さを見せつけた。その後は全く展開が向かなかったり、騎手の大ヘグリなどに泣かされているが、今回はかなり前に行く馬が多く、サーマルソアリングが前を掃除する展開を想定。そうなるとこの馬にはドンピシャの展開になりそう。騎手も関東のダートの鬼の原騎手への乗り替わり。一か八かの我慢させる競馬ができる素晴らしいジョッキーでこの馬と手が合いそう。サーマルソアリングは強敵だが、展開、コース適正を味方に突き抜けてもおかしくない。

 

【小倉11R】関門橋ステークス 小倉2000m 自信度 ★★★☆☆

 

⑫パーソナルハイ

前走内容を評価。久々の後方からの競馬。道中で7→9に番手を落とす厳しい競馬だったものの直線では大外をぶん回し7着。逃げた馬がハイペースで2番手ミドルペース、3番手以降がスローペースという特殊な隊列で後方の馬は全く脚を伸ばせなかったが、この馬はラストまでしっかり脚を使っていた。それを得意ではない上りが要求される競馬に加え、休み明け+20kgで見せたのだから馬が変わった可能性は少しはありそう。主場ばかり使われているが本質的にはローカルの上りが掛かるコースが理想。その根拠に格上挑戦だった福島牝馬Sで勝ち馬と0.3秒差の6着という実績がある。今回は久しぶりのローカル競馬場に加え、外枠に先行馬が多数でHペース確実。上りのかかる消耗戦になればこの馬の能力を発揮できる。

 

【阪神11R】大阪城ステークス 阪神1800m 自信度 ★★★☆☆

 

◎⑪オニャンコポン

11か月ぶりだった前走は11着に敗れたが休み明けで度返しできる。レースも外を回った馬しか来れない馬場の中、この馬は4番枠で全く向かず。それでもしっかりと内で脚を使っており、まだまだ燃え尽きていないというところを見せてくれた。今回は叩き2戦目に加え、得意の阪神コース。重賞を勝っているようにこのメンバーの中では実績、能力上位。名前も好きだし頑張ってほしい。

 

〇⑫フォワードアゲン

このレースで穴をあけるのはこの馬のような”渋い”馬。ローカルやGⅢのハンデ戦ばかり使われもまれに揉まれてきた馬。騎手に泣かされることも多かった馬だが、今回はなんと坂井瑠星騎手に!馬もうれしくていつも以上に頑張ってくれそう。冗談はさておき、みんなが思っているほど弱くない馬。

 

【中山11R 第61回】弥生賞ディープインパクト記念 中山2000m 自信度 ★★★★☆

中山芝は先週ほど内有利ではない印象。外にスムーズに持ち出す形が理想。

 

◎⑥トロヴァトーレ

りくちんが大好きな一瞬の脚で後続を突き放す馬。前走の葉牡丹賞が衝撃の内容。終始他馬に包まれる展開の中、直線で一瞬進路を見つけるとそこから一気にギアチェンジし2着に0.3秒差つける圧勝。あの末脚は何回でも見ていられる。メンバーが揃っているがここは単なる通過点。日本ダービーでニュージーズとの追い比べを楽しみにしている。

 

〇⑩ファビュラススター

前走の内容を評価。大外をぶん回されると一瞬の脚で前をのみ込んだ。先頭に立つとレースが終わったと勘違いし内によれてしまい2着馬に差を詰められてしまったものの、ゴール後もしっかりと伸びており着差以上の圧勝だった。今回は一気にメンバーが強くなることで他馬と最後まで併せることができ、この馬の能力を十二分に発揮できそう。まだまだ伸びしろがありそうでここでしっかりと権利を取って今後につなげてほしい。