今日も梅雨末期のはっきりしない

今にも降り出しそうな空だが

降り出せばブッチくん亡き今も

私にすれば遣らずの雨、涙雨だ。


愛魚ブッチくんが虹の橋を渡ってから
もうすぐ一週間だが
毎日の日課だったエサやりの時の
あの鯉の様な大きな頭と大きな口を見れない
と思うと悲しくていたたまれない。


2 年前からの異様な右片腹の膨満を

見るにつけ覚悟はしていたが

それでももっと長生きしてくれるものと

一人勝手に思い込んでいた。




ブッチくんは小さな頃から

臆病な神経質な子で


何か事ある度に底にへばりついて

エサも食べる事無く


何日も浮いて来なかった。


それが、相棒のデブーちゃんが亡くなって以降は
人(魚)が変わった様に人懐っこくなり

エサ喰いも抜群で不慮の事故で旅立った

デブーちゃんに続けとばかりに

大きな大きな金魚に育った。




膨れたお腹は気になるものの
これからももっと、ずっと
お世話をするはずだったブッチくんは

突然に旅立ってしまった。 



和金であるブッチくんの転覆は

卵詰りに端を発する細菌感染によるものと

思われたが、実際には2年前から懸念していた

卵巣腫瘍の腹部内出血が止めを刺した

と思われる。


既に息絶えて

底に横たわるブッチを持ち上げた時に

大量の下血が認められたが

余りにも悲しい定めに

胸が押し潰れそうだった。



二週間前はまだ大きな口を開けて

ブチャブチャ沢山のエサ粒を頬張っていた

ブッチくんだが、2年前の産卵期より

異様に膨れた片腹には爆弾をはらんでいて

ブッチくんがどんなに元気でも

もうこの時点で彼女の運命は決まっていたのだ。



悲しくて悔しいけど

それがブッチくんの定めならば

仕方が無い事なのだ。




大きな大きな金魚の小さな命…




金魚と言えども大切な家族、

かけがえの無い命だった。




彼女がいなくなってしまった今も

玄関を出る時には

もう誰もいなくなったプラ舟のある

東側を向いてしまう。




ブッチくん

今まで本当にありがとう。


君の事は忘れないよ。

今朝ブッチくんが虹の橋を渡った。


推定5歳3ヶ月(明け6歳)、 


体長約30㌢、体重500g超


2024年7月11日  永眠




大きく大きく育ったブッチくんの

エサをねだる様は鯉の様だったね。



秋にはそんな君の為にもっと広い舟を奮発して

引っ越しするはずだった。



三年前私の不注意で死なせてしまった
相棒のデブーちゃんの分まで

もっともっと長生きして欲しかった…




プラ舟の底に静かに横たわるブッチを  

恐る恐る取り上げると、

お尻から大量の血が流れ出た。





お腹を開く事はしないが
ずっと懸念していた卵巣腫瘍が
ブッチくんの死因で間違いないだろう。



三年前の初産卵以降は
春になるとお腹の膨満が見られるも
その膨らみに対して産卵量が少なく   

卵詰り、卵巣腫瘍等の 

メス金魚故のハンデを懸念していた。



去年の春も腹の膨満は気になったが

少量の産卵と時を経て

ブッチくんのお腹も幾分小さくなり

このままやり過ごしてくれる事を

願ったのだが…それは叶わなかった。




残念ながら今年のその膨らみは

去年の春にも増して大きくなり


それに反して産卵も無く

春以降ずっと心配していた。 


転覆する前日までブッチくんは
いつもの様にエサを食べてはいたが  
お腹の中には血溜まりが出来ていて
もう限界だったのだろう。


切なくて悔しいけど 

不治の病なら仕方が無いね…




今までも苦しく辛かっただろう…  



橋の向こうへ行ったなら
先に逝ったデブーちゃんたちと  
ケンカせず沢山泳いで
沢山食べて下さい。


さよならブッチくん…🥹


どうか
安らかに…
先週末は猛暑の中の2日間の店出しは
辛かった。


38℃越えの殺人的な猛暑は

虚弱ジジィにしてみれば

それだけで万死に値するが

売れない2日間をも加わると正に生き地獄だ。




今週末も隣市の祇園祭り出店があり  
ため息を付きながら週末を思っている。


今週末は雨の予報… 

まぁ、この季節の猛暑も辛いが

露天時の雨も降り方によっては

時として『実入』を絶たれてしまうので

それこそ、死ぬほど辛い。



しかし、天候不順の収入減より

自律神経ズタズタの体調不良より

もっともっと辛いものがある。




それは小さな命と向き合う事…




猛暑のこの季節に小さな命の灯火が

消えようとしている。




一週間前に屋外のブッチくんの様態が

急変した。



メス金魚のハンデは2年前の抱卵時より

ずっと気にはしていた。


お腹の膨れ具合に反して

産卵量が極めて少なかったからだ。




オス金魚が産卵を促して 

メス金魚が産卵をする…




ところが我が家のブッチくんは

単頭飼育なので、

それが出来ない。




それがゆえの卵詰りをずっと

懸念していた。




今回抱卵していれば

4年目の産卵となる今年は

まだ放卵が無く心配していた矢先に

和金のブッチくんが沈没してしまった。



右片腹の膨満は異様であり

転覆のきっかけになっている事に

違いは無いと思うが、

直接の転覆原因は内臓への

細菌感染だろうと思う。



どちらにしても今回ばかりは

もうどうにもならない。 




10年は無理としても

もう少し世話してやりたかった。 




もう叶わない夢となったが

暑い夏をやり過ごし

仕事が一段落したら

奮発してもう少し大きな容器に

引っ越しさせるつもりだった。 




大きな金魚のブッチくんの小さな命が

消えかけている…🥹





そして、寝室の寝たきりのチビちゃんも

一昨日からエサを食べなくなった。




多分この子もお別れが近い様な気がする。




今年1月に沈没したチビちゃんも

春は越せないと思っていたが

幾多の病気を乗り越えて

膨満の身ながら半年を生きた。




寝たきりで自身でエサを食べられない身ながら

今まで他の子と同じ位の量を食べてくれた。




体表の状態も良くエサの活性も良好な

チビちゃんだから

もう少し一緒に過ごせると思っていた。




自身で泳ぐ事もエサ粒を拾う事も

ままならぬチビちゃんに

これ以上を望むが酷な事は分かってはいるが  

それでも、もう少し一緒に過ごせると思っていた。




壮絶に8ヶ月を生きたデブ母さんや

ユーチューブのユキちゃんの様に

もっと生きて欲しかった🥹




辛いけど、仕方が無い事だけど

それでも、それでも、それでも…




虹の橋を渡ったら

先に逝った子たちと一緒に

沢山泳いで、沢山食べられるね…