親父の予想を裏切り
全日中へと駒を進めた
元肥満児の三男であるが…

  
ご幼少の時より
引き篭もりゲーム三昧の生活に

危機感を感じた妻が

小学4年の時に

無理矢理押し付けた『陸上』 




小学4年から6年の三年で止めると 

宣言していた三男だったものの




中学入学時には自主的に陸上部に入り


更には本人もまさかの
全日中出場に気を良くした息子は
県内陸上強豪の私学高に進学。



当時の私と言えば
自転車操業の真っ只中で

唯一の楽しみは    

三男の追っかけであった訳だが、



日々の暮らしが精一杯過ぎて
三男の高校時代の陸上の記憶は 
残念ながら余り無い。



息子はストイックに陸上に精進するも
高みを目指す事は心身ともに   
実に大変な事だったと思う。  



故障やら何やらインターハイは

遠かったが息子はそれでも頑張った…(と、思う)






高2 の秋のブロック新人大会。
この大会が高3のインターハイに向けての
目安となる。






この日も仕事に追われ、支払いに追われて
息子の晴れ舞台を見に行けなかったが
息子は頑張り、決勝を走る事が出来た😊 
(画像をアップしている方に感謝です)


まさかのインターハイが見えて来た 
息子の成長を驚くと共に
ここまで来たら…と、
息子の陸上に期待もしたが 
不規則三昧で病的肥満の己自身の事など

顧みる余裕も無かった。




残念ながら息子の高3のインターハイの

個人出場は叶わなかったが 

仲間に助けられてマイルリレーで

インターハイ出場を決め 

インターハイの決勝も走らせて

貰う事が出来た😊




この年のインターハイの開催地は九州で

やはり息子の晴れ舞台を見には行けなかったが

元肥満児の息子の成長を見て 

改めて『努力は裏切らない』事を

知ったのだった。




ところで、三男との遠い日の約束だが

情け無いオヤジの本領発揮で

息子が二度に渡って果たした約束

だったのにもかかわらず

守られる事は無いままに

その5年後に高血圧で倒れる事になる。

 




 

三男との遠い日の約束は果たせなかったが

息子にあの頃の事を話すと笑われる。




情け無い経過を辿り

息子との約束をも反故にして

不摂生の末に出先で倒れてから

早いもので6 年近い月日が流れた。




あの頃120kg近くあった体重を

60kg台に減らし以降体重維持に努めて来たが 

残念ながらこのひと月で限界容認ラインを

ガッツリと越えてしまった。





三男との遠い日のあの約束の事を思い出し

改めて思った。




死ぬまでリバウンドはしないと

誓った日から

コツコツ続けて来た努力も

瞬時に泡と消えてしまう。




挫折したら明日からまた頑張れば良い。





明日からまた頑張ろうと心に決めて

ここまでトボトボ歩いて来た

夕闇差し迫るいつもの遊歩道を

ゆっくり、ゆっくりと走り出す。