今日は朝から2週間置きの
いつものお医者の日だった。


いつもの医院に行く度に通る
国道◯号から左折して直ぐの
高架越しに見える元我が家…


家代が払えなくなり
手放した
本当は終の住処となるはずだった
元我が家…

 

リーマンの頃に一家離散と相成った。


 


競艇・パチンコ大好き人間だったが

ギャンブルで身を持ち崩した訳では無い。



身の丈に合わぬオーバーローンが

原因だったが自身がこさえた

汚点である事に変わりは無い。



この道を通る度に
家族に多大な迷惑をかけた事を
思い出し、今でも胸が痛む。


思い返せば妻もそうであるが
息子たちには沢山迷惑をかけた。


まるび家の解散が決まった時 

長男は社会人2年目。



次男は大学4年、 

そして末っ子の三男は

多感なる中3の受験生だった。




家が出来た時にまだ2歳ほどだった三男は 

新居に直ぐには馴染めず 

『おウチ(アパート)に帰ろ』

と、何度も口にしていたっけな。




一家離散後に住んだアパートは

元我が家から歩いて行ける

距離にあった。




だから最後に家を出る時に

車は使わずアパートまで歩いて行ったが 

三男に笑えない冗談を

言ってしまった事を恥た。



ここがVちゃんのおウチだよ 

と話した家は既に無く、




Vちゃん、もうおウチは無いんだよ…


などと、大いなる失言だった。



続く