【4/16の小話】
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さとりです
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息子を妊娠する前に
1日4時間のパート勤務で
仕事をしていた時期の話です。
わたしは過集中モードになると
人の2〜5倍のスピードで
仕事が終えることができます。
(簡単なプログラムを組むことができる)
特に断る理由がない時は
どんどん仕事を引き受けて
しまっていたので、
いつの間にか
電話番 兼 システム管理者 兼
人事総務購買営業事務経理補助
お経みたいな肩書きに
なっていました。
(雇用契約上は経理補助でのパート)
でも、
繁忙期など電話がひっきりなしに
かかってくる場合は、
物理的に時間が足りなくなります。
聖徳太子のように
10人の話を同時に聞き分けたり、
阿修羅像のように
顔が3つあって腕が6本
あるわけではないので、
基本的に、1つのことしかできません。
わたしの気質、ADHD特性は
超人的な力を生む事はあっても
あくまでもひとりの人間の力です。
自動化したプログラムでも、
イレギュラーが発生すると
個別で処理する必要があります。
納期に間に合わないので電話を
取ってくれるように頼んでも
『女性が出た方がいいから…』
と、言われたら飲み込んでしまう。
『お茶いれて？』
と上司に言われたら
「いや、自分でやれよ？」
と、思いながら淹れてしまう。
1日4時間しか
働いてないから楽でしょ？
事務なんて座りっぱなしだし、
パートだから気楽でいいよね。
なんて言われると
その通りだと思いつつ、
ものすごく傷ついてる
自分がどこかにいました。
わたしが子どもを妊娠して、
【重い物は頼まないにしましょう】
お触れが出ても、
『●●●(20kg)の持ってきて！急ぎで！』
「あの、(妊娠中)…」
『早く持って来い！！！』
赤ちゃんもろとも殺される…
結果的に
その会社は悪阻が重い、
ということにして
(実際キツかったので)
辞めることができたのでよかったです。
不妊気味だったわたしに、
息子が宿ってくれたのは
奇跡のようなタイミングでした。
(在職期間2年)
こんなことがあっても
会社を辞めたのは自分が悪い、
と思っていたのが異常です。
遅かれ早かれ
いつか心とカラダが
壊れる時がやってきます。
神様のような人がいたとしても、
人間が神様になることはない。
まず大切にするのは
自分自身だと今だからこそ思います。
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