谷川俊太郎さんの詩『 只 』 | 小さな暮らしはミルフィーユのように・・・

小さな暮らしはミルフィーユのように・・・

♡・・・・・・ 小さな暮らしを大切に・・・・・・♡
      
   ♡・・・・・・・ミルフィーユ菓子のように・・・・・・♡

♡・・・・・・・ 優しさを積み重ねて行きたい・・・・・♡


本に値段があるなんて
ピカソの絵が何百万だなんて
別れた女に慰謝料出すなんて
特許使用料だなんて
著作権使用料だなんて
詩を書いて稿料をもらうなんて
なんてなんて未開な風習だろう!

空気も海も天も川も
愛も思想も歌も詩も
女も子供も友人も
ほんとうに大事なものはみんな
只!
   …のはずなのに



只 詩 谷川俊太郎

時々、ふと思い出す。
そう、ほんとうに大事なものって
只なんだよね。