年末に帰省する息子と連絡をとっていた。
気づいたら彼は21才になり、
毎日大人の社会の洗礼を受けながら
悩んだり もがいたりして生きている。
でも今でも私にとって子供の言葉は
神さまからのメッセージみたいなことが沢山あるんだ(信心深くない私の神発言)
今でも彼から沢山のことを教えてもらっているんだ
今年の4月に書いたブログのことをふいに、
思い出した。
それは当時小学生だった彼との会話だ。
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子供の言葉は
神さまからのメッセージみたい
私はそれまで
いろんな人を 切り捨ててきた
すぐ白黒つけて 嫌いになったら
合わなくなったら 別れればいい
子供の教科書に
金子みすゞ の詩がのっていた
わたしと小鳥と鈴と
わたしが両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴はわたしのように、
たくさんなうたは知らないよ。
鈴と、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
確か金子みすゞ は
ご主人に 命と同じ詩も奪われそうになり、
自分は自分のままに生きたい
そんな願いとともに
服毒自殺した方だったはずだ。
この詩 がそんな想いとリンクする。
何でだろう
私は子供に話し出した
「山の好きな人と 海の好きな人
どちらが いいとか 悪いとかじゃない
例え大好き同士だとしても
お別れになったとしても
山の好きな人は 山のあるところに住む
海の好きな人は 海のあるところに住む
それが幸せなのかもしれないね」
子供は無邪気にこう言った
「山 と 海 両方あるところ一緒に
探して住めば いいんだよ〜
そうすれば もっともっと、幸せだよ〜」
神さまからのメッセージみたい
そして 白黒つけたがる
自分の考え方が とても悲しかった
懐かしい思い出のはなし
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犬の陸:
お母さん。
僕は子供の言葉というより、野獣のように
日々草むらを駆け巡り、
沢山の泥棒草の種をつけ、
お母さんに怒られ、それでも強く生きているよ。
そんなボクは言葉よりも身体で
素晴らしさを表現しているんだよ。
わかるよね
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