2015年10月05日追記。
・卵の管理方法についてを少し詳しく書きました。



まー。。。(  ゚ ▽ ゚ ;)
書く書くと言い続けて早2年が経過してしもうた。。。苦笑。
自然環境研究センターさんのサイトだけだと必ず追加資料を請求されますので
取得までに時間がかかることが予想されます。

去年は初めての孵化仔申請だったので(6号ちゃんと7号ちゃん)一度ではすんなりいかず、
やはり途中途中で追加書類や追加写真を郵送したりFAXしたり、
電話で質疑応答したりと登録票がおりるまで時間がかかりましたが
その時の教訓を今年は生かして、細かく詳しくレポート状態で書類を提出したので
一発で登録票が取得できました。

その内容を以下に記したいと思います。
予め書いておきますが・・・長いです 苦笑。



まずは大前提としまして孵化仔の親個体がオスメス両方登録済であることが必要です。
その件につきましてはあこブログの記事を参考になさってください。
(この以前の記事への補足としまして現在は申請時に必要なお写真は4枚です。
前足含む正面、頭左にして横写真、腹甲、背甲となってます。
更に補足としまして登録料が値上がりしました、一匹につき3200円になってます。)

そしてこれは書類作成後でも前でもどちらでもいいのですが
書類を自然環境研究センターさんへ送る前に必ず書類を送付する事を
あらかじめ電話して伝える必要があります。

この時に書類の書き方なんかも少し教えてく出さることもあるので事前に電話した方が
あこは良いかな~と思います。

はい、この条件を満たしている上ですすみましょう~。
登録先の自然環境研究センター内の
規制適用日後に国内で繁殖した個体等の申請方法」をまずチェックして下さい。
上記のサイトに沿って補足説明を入れて行きますので必ず目を通しておくか
プリントアウトしておかれると楽ちんです~。
各種申請書類の書式はサイト内からプリントアウトできるようになってますので
用意しておかれるといいかと思います。

1.国際希少野生動植物種(個体及び個体の加工品)登録申請書の記入
申請一回につき一枚でOKです。
但し、申請ごとに必要なので孵化するたびに書いていたらとても大変です。。。
お急ぎでなければその年の孵化が確実に終わってからまとめて登録なさった方が
手間が省けて良いですよ~。
ちなみに譲り受けの時には30日以内に届け出が必要とありますが、
孵化個体に関しては特に縛りはないです。
(まぁぶっちゃけて言ってしまえば終生飼育するから譲渡も販売もしないというのであれば
登録自体しなくても大丈夫は大丈夫なんですが・・・。
でも人生いつ何時何があるかわかりませんからね、
ご自身にもしもの事があった時に遺されたカメが路頭に迷わないように
登録しておくことをあこは強くお勧めします。)

記入方法自体はサイトにもリクガメ用の参考PDFがありますので
そちらをご参考になさってください。
あえて補足するなら複数登録は主な特徴を記入する欄に「別紙記載」と書いて
別に個体識別書類が必要です。
それもサイト内にありますので複数匹をいっぺんに届け出される方は
そちらをプリントアウトして使用しましょう。
そしてその時に識別番号は英数字の1~つけていくことになるのですが、
本体はボールペンで記入しますが、カメさんそれぞれにお名前を付けている方は
その識別番号の下に鉛筆で個体の名前も書いておくと電話での質疑応答の際や、
登録票が送られてきた時にその別紙識別表がコピーされたものも一緒に送られてきますので、登録票とどの個体が何番なのかがわかりやすくなりますよ♪

あと体格の測定は孵化仔は小さいですからノギスを買っておかれると便利です~。

2.写真
こちらもサイト内をご覧になって頂けるとPDFにて詳しいご案内があります。
一匹に対してそれぞれ前足含む正面、頭を左にして横向き、腹甲、背甲4枚が必要です。
申請前一か月以内に撮影したものです。
なので撮り置くというのが出来ないのですよね・・・。
必ず写真には撮影日の年月日が表示されている状態にしてください。
(カメラが日付入れ非対応で
PCに取りこんだ時に日付が出る写真ソフトもない!というときには
撮影時に年月日を書いた紙と一緒に各写真を撮影なさればOKです。)
更に複数孵化仔をいっぺんに登録なさる場合はその集合写真が必要です。
置いておくとワラワラ動いて大変なので一番小さいジップロックコンテナとかタッパーに
それぞれの個体をいれて上から撮影すれば撮影しやすいですし、
撮影した集合写真にもどの子がどの識別番号かを記載しなければならないので
わけわからなくなるのを防ぐことができます。

ちなみに後程記載致しますが繁殖の経緯書というレポートのようなものを
それぞれの孵化仔に対して書かなければならないのですが
その時にその孵化仔のそれぞれの親の写真(上記条件4枚)
何故か飼育している全員のビルマホシガメのお写真が必要となりますので
この時に一気に撮影なさった方が楽です~~~。
(全員動かずに撮影なんて無理ですからこれも一頭ずつ衣装ケースやタッパーにいれて
並べて上から撮影すると楽ですよ~なので我が家は温浴直前に撮影してます。
ちなみに朝一番の温浴時はまだ寝ぼけているので動きも鈍く、
撮影するにはもってこいの時間帯と思われます。
但し目をつぶってしまって寝てたり、前足が引っ込み過ぎてて確認できない正面のお写真は
撮り直しを要求されることもありますのでご注意を。)

3.必要書類(A4判・等倍印刷)
3-1繁殖証明書
こちらも上記の登録申請書と一緒で申請一回につき一枚でOKです。
複数登録の場合は別紙参考にして個別に生年月日や繁殖の経緯などを作成します。
3-2繁殖の経緯書および写真など
①飼育環境や繁殖行動の状況説明
②産卵前後の状況説明
③孵化前後の状況説明(孵化時の写真等を含む)
④孵化後の飼育環境

これが一番大変です~~~~!!!
複数孵化仔登録の場合は上記の申請書の識別番号と照らし合わせることができるように
孵化仔それぞれに繁殖の経緯書を作った方がわかりやすいです。

これらが一番重要なのにサイト内に殆ど説明がないです。
なんとなく書くとかなりの質問攻めにあうか、
あまりに補足説明が必要と思われた場合は追加書類作成催促のお手紙が来ます・・・。
ので、くどいほどに詳しく書いておきますので一発で通りたい方は参考になさってください。

ちなみにあこは書類がひとまとめの方が見やすいかなと思いまして
集合写真はA4フルサイズで出力、
他の写真は普通の写真サイズで出力したものをA4用紙に貼って、
経緯書もA4用紙に書き綴ってます。

まず
①飼育環境や繁殖行動の状況説明
・飼育環境(ケージの大きさ、湿度・温度の管理方法)
これはそのままサイズを測って、温湿度は測定値を書けばOK。
温度管理法はライトの種類やパネルヒーターの有無とかエアコン使用の有無とか。
ちなみにそれぞれのケージや産卵床の写真も必要となります。
・給餌内容・方法(回数や量、種類、サプリメント使用の有無等)
こちらもいつも通り与えているご飯の内容や回数、量を書けばOK。
出来たらサプリメントはメーカー名を入れることもお勧めします。
・親個体の飼育方法(ペア飼育か否か)
繁殖を人間の管理下で行っているかどうか、
ペア飼育かどうかを知りたいみたいなのでその旨を書けばOKです。
(繁殖をどうしているかは下記で説明しますのでここでは不要と思われます。)

②産卵前後の状況説明
・交尾を確認した日付および交尾写真
交尾を目撃したとしてもそれが必ずしも成立している時とは限らないのですが
複数回目撃した場合はその日付けをすべて書けばOKです。
日付がわからない場合は11月に数回という感じで書いてもOKと思われます。
(但し、その中の一回でもお写真に撮っておかないと後々辛いです。)
孵化仔の産卵日から該当交尾日かな~と思われるお写真が必要です
それと複数個体を同じ環境で飼育している場合、
オス親とメス親の確定を求められます。
(きちんと管理繁殖しているかどうかを確認したいんだと思うのですが・・・。)
ようはメス親一匹に対して繁殖可能なオスがA・B・Cと3匹いて同居していたとして、
どうして今回の孵化仔のオス親がAであると言い切れるのかを証明しなければなりません。)
ペアできちんと飼育なさっている方は問題ないのでしょうけれど
それ以外だとここが実は一番のネックだったりするんですよね・・・汗。
・雌親の産卵前行動の有無とそれに該当する写真
抱卵から産卵に至るまでのメスの動きを時系列で説明したものとそれに該当する写真
があればOKです。
例えば我が家を例にしますと
卵を持つと水をよく飲むようになる→水飲んでる写真
卵を下方へおろそうとする縦の動きが激しくなる→立ってる写真
床をホリホリし出す→ホリホリしている写真
産卵床へ移動→産卵床で掘ってる写真
といった具合に時系列がきちんと流れで説明されていて、
第三者が見てもわかるようにしておくと良いです~。

・産卵開始から産卵後までの写真
撮影可能であればこれすべて満たせば完璧です。
1 産卵床でメス親が掘って穴が広がった状態のメス親と穴の写真
2 産卵中のワンショット

(総排泄孔からた卵gは出た瞬間や穴の中に卵がある状態がメス親と共に映っている写真。)
3 産卵後の全ての卵と埋戻ししているメス親個体の写真
最低でも1と3は無いと厳しいかも・・・。
(ちゃんと登録個体のメスから今回孵化した卵が産まれたという証明が必要なんです。)

③孵化前後の状況説明(孵化時の写真等を含む)
・産卵された卵の管理方法(湿度・温度)及び卵の計測値(大きさ・重量)
どのようなスタイルで管理しているか
(三菱のクールインキュベータで管理してます+卵が孵卵器の中に並んでいる写真。)
産卵したらすぐに測定する習慣をつけておくと良いかもです。
・孵化時の写真
1 孵化時の卵嘴の写真
2 卵から出てるところもしくは出る瞬間の写真
3 ヨークサックつきの写真

絶対必要なのは孵化時の卵嘴の写真です。
でも卵嘴はとても小さくて鮮明に撮れるかというと難しい問題なのです・・・。
なので一応生まれてすぐに正面アップと横顔のアップを撮影しておかれると良いです。
特に正面からよりは横からの方が卵嘴のでっぱりが良くわかるので。

もし不鮮明だな~と思われてしまった時の1の補足として3をあこはあえて添付してます。
ようはセンターの方が確認したいのはきちんと申請者の元で孵化したという事実なので
孵化直後のお写真が必要となってくるわけです。
ならば卵嘴以上に生まれて2~3日もすれば消えてしまうヨークサックのお写真があれば
より一層孵化したてを写真撮れる環境であるということが
印象付けられるのではないかなと思って添付しているのです~。

④孵化後の飼育環境
ケージのサイズ、湿度・温度、器具使用の有無など
親個体と同じように孵化仔の飼育環境を記載します。
こちらも親個体同様に、飼育環境の全体写真が必要となります。



と・・・後半がとっても大変なんですよ~~~。
でもここまで詳しく書いたら流石に追加書類を送ってほしいということを言われるのは
避けられるかな~と思いますが、
担当さんによっては大分違うみたいなのですが(緩い方とやたらに厳しい方といるみたいです)
詳しく書いて損はないので頑張ってください♪

あ・・・あと補足ですがもしも今回申請する孵化の親個体のほかにも
同じ年に産卵したけど孵化しなかったメス個体がいる場合は、
何故今回はその卵については申請しないのかをどこかに書き添えておかれると良いですよ。
(例として 登録個体●●と●●の間で交尾成立後11月6日に6個産卵すべて孵化せず
みたいな感じで複数産卵してどれも駄目だった場合も
その事も書いておかれるとなおよろしいです♪)

ご参考になれば幸いです~。
(これで自分の覚書としても来年楽になる~笑。)