先週の火曜日の夕方に、突然のどが痛くなった。
風邪の時のような痛みではなく、どちらかというと異物感だった。感覚的にはアルミホイルの欠片でものみこんだような感じだった。
薬のガラ(PTP包装シート)を錠剤と一緒に飲み込んだのかと思って、服用済みのものをチェックしたが、ちゃんと残っていた。
ご飯の塊りを丸吞みしたら治るかもと思って、普通に夕食を食べた。食事中も、食後も、眠る前も全く痛みを感じなかったので、その異物の正体が何であれ胃の中に落ちたと思っていた。
ところが、あくる日の水曜日の朝食前にまた同じような異物感があって、しかも位置が少し移動しているような気がした。それでも普通に朝食を済ませた。
耳鼻咽喉科に行くべきだったが、その日は実家の母の面会の予約がしてあったので、帰ってから夜の診察を受けるつもりで出かけた。
昼食は普通に食べられたが、痛みというより違和感というか異物感は確かにあった。
夕方、帰宅する前に耳鼻咽喉科に寄って診察を受けた。
のどを診た先生は「あっ、骨が刺さったる!じっとして…」と言いながらあっという間に取ってくれた。〈骨が刺さったって何を食べたかなぁ…、ええ?アジフライ?〉
のどから取り出した骨をティッシュペーパーに乗せて見せてもらった。私「これ、持ってかえります」と言ったら、先生が「その前に…」と大きなカメラで写真を撮っていた。
先生 「扁桃腺に刺さってました。後はうがいだけしておけばよろしい」
私 「これってごはん丸吞みしては取れなかったんですか?自分で取る方法は?」
先生 「無理ですね。来てもらうしかないですね」
ということだった。帰ってからもらったままのティッシュペーパーに乗った骨の写真を撮った。
長さは真っ直ぐに伸ばせば1.3cmほどだろうか
異物感の原因をいくら考えても骨が刺さるなんていう発想はなかった。
月曜日の夕食に食べたアジフライだが、飲み込んだ時に何の痛みも感じず、違和感を感じたのは翌日火曜日の夕方だった。丸一日経っていたではないか!
嚥下力の低下なのか、はたまた、痛みに鈍感になっているのか…。これまた老化によるものなのかもしれない。
耳鼻咽喉科では看護師さんや受付の人まで、「早く見つかってよかったですね!」と喜んでくれた。大事になることもあるようだ。
ネット情報によると:
そもそも魚の骨は大人の場合は舌の付け根のあたり、子供の場合はへんとう腺の付近に刺さることが多く、専用の器具無しでは取れないケースがほとんどだそうです。