重宝したもの | アブエリータの備忘録

アブエリータの備忘録

Yesterday is history,
Tomorrow is a mystery,
Today is a gift.
That's why it is called "present".


ケレタロ行きの準備には念を入れた。


なんせ一人なのだから、あらゆるシチュエーションを想定して、どんな状況にも対応できるように考えていた。といっても、〈思い込み〉や〈かん違い〉や〈想像力の欠如〉ゆえに、全く考えが及ばなかったこともあった。


私は普段でも〈万一〉に備えてあれこれ持って歩く方だが、機内持ち込みのリュックには相当いろんなものを入れた。


スーツケースは空港宅急便で先に送っていたので、リュックには東京泊に必要なモノと、〈万が一〉トランジットが上手くいかずにヒューストン泊まりになる可能性も考えて、その他いろいろ詰め込んだ。


ユナイテッ航空のアメニティがあれほど充実していることを知っていれば要らなかったものまで…。


機内で重宝したのはニットのカーディガンだけ。洗面用具も着替えも、機内用スリッパも、勉強するつもりのスペイン語の本やケレタロ関連のコピーなどなど…重いだけだった。


ケレタロのホテルに着いてすぐ活躍したのは、100均の除菌ウェットティッシュ。ホテルの部屋ではいつもテーブルに置いて惜しげなく使い、外出の時も必ず持って歩いた。


以前にも書いたが、時差ボケはもちろん、利尿作用のある薬のせいもあって、ケレタロに着いてから腸の動きが完全にストップしてしまった。


【イチジク浣腸】と【タケダ漢方便秘薬】は、早い段階で〈お通じ〉を良くしてくれて、つくづく準備していって良かったと思った。両方とも家の常備薬で、それを持って行き、また残りを持って帰ってきた。

 


この便秘薬はとてもやさしい。ずいぶん昔にはたまにお世話になっていてその効き目は経験済みだが、ここ数十年は全く必要が無かった。


お風呂用品では、ビーチサンダルと足台と折り畳み式洗面器が大活躍だった。100均で買った足台は60㎏まで荷重OK。洗面器は持ち帰ることにして正解。ヒューストンの高級ホテルでまた役に立った。

 


部屋履き用のスリッパは家で愛用していたもの 写真は2年くらい前のモノで、その後もショータがだいぶ齧っているのでもっとボロい。ホテルの部屋の床はとても裸足では歩けないので、これも大正解。


 


履きやすいこのスリッパはケレタロに捨ててきた。いま家では全く同じ新しいモノを使っている。


そして、日本での生活水準をそのまま持参したモノの最たるものが、この携帯ウォシュレット これを持って行くことにした私を褒めてやりたい!


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タンクの容量は少ないので、ペットボトルにお湯を入れてトイレに持って入って、また継ぎ足せば2回くらいで十分コトが足りる。水圧もなかなかのスグレモノだ。


そして、もう一つの日本的生活水準を満たすものは、電池式の携帯ウォーターピック

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リウマチは歯周病が原因という説もあって、歯周病対策としてウォーターピックを毎晩使っていた。ウォーターピックの効果は日頃の歯科検診で証明されており、ケレタロ滞在中もデンタルケアを欠かさないようにするため、携帯用を購入したのだ。


帰国してから歯科検診に行ったとき、出発前の状態が維持されていて褒められた。


こうして大変重宝したものを準備していった反面、持って行けば良かったとつくづく思ったモノが2つあった。どうしてそこまで想定しなかったのかとひたすら悔やまれた。


1つは、不眠対策を全くしなかったことだ。日頃7時間半から8時間の睡眠をとり、不眠とは無縁の私が「眠れない」のはカフェインの影響が残った時だけだった。


ところが、メキシコの炭酸飲料にはカフェインが含まれていることを知らずにいて不眠が続いた時、睡眠導入剤でも持ってきていれば…と悔やまれた。


もちろんこれまで、いわゆる〈ミンザイ〉を処方してもらったことは無く、服用したことも無かったので、出発前にそんな発想はなかった。帰国してから、今後のために主治医に処方してもらったものの、まだ一回も飲んだことが無い。


もう一つは日本食。以前のメキシコ旅行ではそれほど食事に関しての不自由を感じなかったので、《3週間くらいはなんとか凌げるだろう》という見通しの甘さでエライ目に遭った。


せめて梅干しくらいは持って行くべきだった。


《郷に入りては郷に従え》なんて、もう私のような病気持ちのバアサンにはできない芸当だ。