今日で6月も終わりですね。


4週間続いた自宅での紅茶教室の

研究クラスも昨日無事に終了

しました。


そんな中、

今月は甥の結婚式に出席したり、

妹がアメリカから一時帰国で

実家に滞在していたので会いに

行ったりとしていたので

東京と横浜を行ったり来たりで

バタバタしていました。


さてさて今回のレッスンの

テーマは「ダージリンファースト

フラッシュを楽しみましょう」

です。




ウェルカムティーはダージリンの
西側ロンボンバレーに位置する
タールザム茶園 DJ-6 
フラワリークローナル


こちらのタールザム茶園の
ファーストフラッシュは
クローナル種の茶葉を使用して
いることもあり
藤やライラックのような
フラワリーで華やかな香りで
生徒の皆さんにも好評でした。


蒸し暑い中、最寄り駅から
皆さん歩いていらっしゃるので
先ずは水出しのアイスティーを
召し上がって頂きました。


間違い探しのように同じような
写真をお見せしていますが、
お花は我が家の紫陽花をメイン
にして毎週変えてみました(⁠✿⁠^⁠‿⁠^⁠)


ウェルカムティーを召し上がって
頂きながら、インド紅茶と
ダージリンの現在について
最新の統計等も使用しながら
お話しました。

そして私が5年前に訪れた
ダージリンの製茶工場で
教えて頂いた
ファーストフラッシュの
製造工程の特徴や
セカンドフラッシュとの違い
等についてもお伝えし、
何故ファーストフラッシュと
セカンドフラッシュでは
茶葉の色や茶液の色に違いが
出るのかなども理解して頂き
ました。



折角の機会なので
同じ茶園の茶葉を使用して
茶葉の分量と蒸らし時間を変えて
3種類の淹れ方による味や香りの
違いについてもテイスティング
して頂きました。

今回のテイスティングには
サングマ茶園のファースト
フラッシュを使用しました。

こちらのサングマ茶園は
中国種の茶葉を使用している
こともあり、程良い渋味と
早春の若葉のような爽やかな
香りが感じられ正統派という
感じです。

私としては3種類の淹れ方全て
美味しく淹れられると思うので
皆さんのお好みやお茶を飲む
状況に応じて淹れ方を変えて
楽しんで頂ければと思っています。

実は今回の研究クラスでは
ダージリンの中国種の茶葉と
クローナル種の茶葉の特徴も
生徒の皆さんに感じて頂きたいと
思っていたので
ティータイムにも両方のタイプの
ファーストフラッシュを
召し上がって頂きました。


最初のお茶はキャッスルトン茶園
EX-6 ムーンライト ダイアナ
クローナル種のAV2使用

水仙やスズランの花のような
爽やかな香りで渋みは穏やかです。


フラワリーな香りの
キャッスルトン茶園のお茶には
爽やかな酸味のレモンポセット
にエルダーフラワーゼリーと
レモンバーベナを添えたものを
合わせて召し上がって頂きました。


ホロホロと口の中で溶けていく
ポルボロンも
ファーストフラッシュに合うかな
と思ってこちらも一緒に
召し上がって頂きました。

抹茶味とシナモン味。



ティータイムの2杯目のお茶は
ギダパハール茶園 
ディライト EXN-1
中国種の茶葉使用

シャインマスカットのような香り
渋みも程良く甘みとコクも感じ
られます。

今年一番に購入して茶葉の袋を
開けた時にあまりの香りの良さと
生命力が感じられたので思わず
「オーッ!」と言ってしまった
程です。



ギダパハールのファースト
フラッシュにはこちらのお菓子
フェネトラ(ガトートゥールーズ)
が合うかなと思って作りました。

フェネトラはタルト生地に
杏ジャムとレモンピールを乗せ
その上からメレンゲとお砂糖、
アーモンドプードルで作った
フィリングを入れて焼いた
お菓子です。

甘酸っぱい杏ジャムと
メレンゲ生地のふわっとして
ネットリした感じが軽やかな
ファーストフラッシュにとても
良く合います。


久しぶりにお会いした
生徒の皆さんとのとても穏やかで
楽しいティータイムとなりました。


レッスンの最後に
皆さんにどのお茶がお好みか
お聞きしたところやはり
中国種で作られたお茶が好きな方
とクローナル種で作られたお茶が
好きな方と意見が分かれました。

「先生はどのお茶が好きですか?」
と逆に質問されてちょっと困り
ましたが「それぞれの良さが
あるので決められません!全部
好きです♥」と答えました。


暑い中、参加して下さった皆様
ありがとうございました。

紫陽花もそろそろ見納めですね。

明日から7月、そろそろ
セカンドフラッシュも
紅茶屋さんの店頭に並びますので
同じ茶園のファーストフラッシュ
とセカンドフラッシュを飲み比べ
してみるのも面白いかなと
思います。