新緑の季節がやって来ましたね。

お茶の国日本では新茶の季節の

到来でもあります🌿



先日、私の紅茶の恩師でもあり

掛川お茶大使でもある麻子先生

と一緒に掛川に行ってきました。


今回は麻子先生がダイレクターを

務めるティーアカデミージャパン

の研究会でしたので、顔馴染みの

ティーアカデミーのスタッフや

以前ティーアカデミーで

学んだ時のお仲間も

ご一緒でした。


普段見ることの出来ない

荒茶の製造工場や仕上茶の工場、

そして新芽が出始めた茶畑を

見学できるということで

行く前からワクワク♥




先ずは掛川市役所訪問。
入口の屋根にはお茶の葉の形の
屋根があり…


市役所の中には茶園で
よく見かける防霜ファンも
ありました。室内の換気にも
貢献しているそうです。

市役所にはお茶振興課が
あるとのことで
今回もお茶振興課の方達が
車で案内をして下さいました。

お昼ご飯は茶蕎麦定食を頂き
その後、東山の茶畑へ。


こんな感じの新芽が出始めた
茶畑の風景が遠くまで広がって
います。


東山の山頂には茶文字。
この木はヒノキとのこと。



新芽が眩しい茶畑✨


インドやスリランカに比べると
お茶の木の高さが低いかなと
感じました。大きな茶摘機で
茶摘みが出来るように蒲鉾形に
新芽が出揃っていて本当に
美しかったです。

そして掛川の特徴でもある
茶草場農法ならでは干し草が
たっぷり敷かれたふわふわの
地面。

静岡の茶草場農法は
世界農業遺産にもなっています。


こちらのすすきや笹等を刈って
干して茶畑に敷き詰めている
とのこと。

茶畑の写真を撮っていたら
急に雨が降ってきてギリギリ
セーフのタイミングでした。

このあとは荒茶の工場のある
東山茶業組合へ。


こちらの写真は緑茶ならではの
蒸機。

掛川は深蒸しが主流なので
普通蒸しに比べて数十秒長めに
茶葉を蒸すとのこと。


こちらの工場は掛川でも一番
規模が大きいとのことで
一日10t(10000kg)程の荒茶が
製造出来るそうです。

上の写真の粗揉機も大きいですね。


揉捻機も巨大でした!

紅茶の製造工程でも揉捻機は
使いますが、使用する目的が
緑茶と紅茶では微妙に違う点も
興味深かったです。

この後は中揉機、精揉機、乾燥機
袋詰機など全ての機械を
見せて頂き仕上茶を作る茶商
中根製茶の工場へ移動し
火入れをする焙煎機、
数種類のお茶をブレンドする
合組機等を見学しました。


こちらは仕上茶をティーバッグに
詰める機械です。ティーバッグも色々な形のものがありますが
この日はテトラ型に作る様子を
見せて頂きました。


テイスティングルームでは
写真の右から荒茶、仕上茶
アメリカに送る有機栽培のお茶
スーパーで売られているお値段も
リーズナブルなお茶の試飲を
させて頂きそれぞれのお茶の
特徴を確認することが出来ました。

この後、JA掛川へ移動し、
品評会出品用のお茶を製造する
工場を見学しました。


こちらの写真は中揉機。
今まで中揉機の中が
どうなっているのか
見たことが無かったので
このドラム缶のような部分にある
蓋を開けて中も見せて頂き
これまでの疑問が解消されました。


こちらは精揉機。

丁度この時は茶葉が入っていて
針のように茶葉の形が整えられ
ていく様子を見ることが
出来ました。

そしてお茶の何とも言えない
爽やかな香りを感じることが
出来ました。

幸せ〜♥


そしてこちらの工場では写真の
右側から一番茶、二番茶、
秋冬番茶のテイスティングを
させて頂きました。

やはり一番茶は流石という感じで
香りも良く、色も鮮やかな緑色、
甘みや旨味も感じられ
とっても美味しかったです。

盛り沢山の一日でしたが
新芽が美しい茶畑と
お茶好きのお仲間とのお茶談義、
とっても楽しく充実した
研究会でした。

掛川の茶業に関わる皆様に
感謝です!