大寒を過ぎて寒い日が続いて

いますね。


先週は自宅にて紅茶教室の

応用クラス第3回を実施しました。


今回のテーマは

「新年を紅茶と共に迎えましょう」です。




新年最初のレッスンなので
毎年花びら餅を作って
この時期に旬のダージリン
オータムナル(秋摘み)と一緒に
生徒さんに召し上がって頂いて
います。


花びら餅は茶道の裏千家の
初釜でも頂くお菓子ですね。


ふんわりとした餅生地で
白味噌餡と牛蒡の蜜煮を包んで
います。


今年のダージリンオータムナルは
シンブリ農園のものにしました。


温かみのある美しい橙色の茶液
ふくよかでフルーティーな香り
そして滋味深い味わいの紅茶です。


花びら餅と秋摘みのダージリンの
相性も良く、生徒の皆さんにも
好評でした(⁠✿⁠^⁠‿⁠^⁠)

さてさて、ここまでが
ウェルカムティーです。


今回のレッスンでは
年々生産者数が増えて、
品質も向上している
国産紅茶の歩み(歴史)と
日本人と紅茶の関わりを紹介して
私がお勧めの国産紅茶を
テイスティングして頂きました。



写真の左側から

茨城県古河市の吉田茶園さんの
IZUMI セカンドフラッシュ
キャンディ・ブーケ
☆熟した洋梨のような香りで
蜜のような甘い余韻が続きます。

鹿児島県志布志市の堀口製茶さんの
べにふうき セカンドフラッシュ
☆フラワリーな香りでコクと甘み
の感じられるバランスの良い紅茶
です。


静岡県島田市の井村製茶さんの
ももか セカンドフラッシュ
Golden Tips
☆ゴールデンチップがたっぷり
入っていて甘みとコクがあり
桃のようなフルーティーな香りの
紅茶です。


一種類ずつ紅茶を淹れて
小さなカップで皆さんに試飲して
頂きました。

生徒の皆さんからも
「とっても美味しい!」
「和菓子に合わせて飲んでみたい」
等の感想も頂きました。

地紅茶学会の資料によると
2023年の時点で47都道府県の
全てで紅茶作りがされていて、
1002個所の茶園で国産紅茶が
生産されているとのこと。

国内のお茶のコンテスト
のみならず海外のコンテストでも
国産の紅茶が注目を浴びて
評価されるようになってきたのは
日本人としてとても誇らしい
ですね。


レッスンの締めくくりの
ティータイムには
抹茶のシフォンケーキに合わせて
スリランカの高地産の紅茶
ヌワラエリヤを召し上がって
頂きました。

今回のヌワラエリヤはペドロ茶園
のもので、透明感のある美しい
橙黄色の茶液で水仙の花のような
香りと緑茶のような爽やかな渋み
の感じられる紅茶です。

黒胡麻クリームを添えた
抹茶のシフォンケーキとの相性も
とっても良いので毎年この
組み合わせにしています。



今回のレッスンでは
和菓子や抹茶風味のお菓子に合う
新年に相応しい紅茶を5種類
ご紹介しました。

生徒の皆さんにとっても
紅茶の楽しみ方の幅が
より広がったのではないかと
思いますので、是非色々な
お菓子と紅茶を合わせて
楽しんで頂きたいと思っています。

参加して下さった皆様、
ありがとうございました。