離婚うつからの立ち直りカウンセラー原 つよしです。
離婚に限らず、大きな喪失体験(死別・失恋など)を経験したあと、人は 2つの課題に、同時に取り組まなければなりません。
「喪失の現実を受け入れていく課題」と「生活上の問題やこれからの人生に向き合っていく課題」
このふたつの課題を「二重過程モデル」といいます。
前者は、失った対象や出来事そのものに意識が向かう状態で、「喪失志向モデル」と言われています。
後者は、喪失から距離をとり、新しい生活や役割に適応しようとする動きで、「回復志向モデル」といわれています。
元々は、死別のモデルとして学者が研究されたようですが、死別に限らず、離婚や失恋など大切な人との別れに関しても適用できるようです。
確かに、離婚により、現実に失ったことを受け入れながらも、生活はしていかなければならず、これからどう生きようかも考えていかなけれなばなりません。
だから、心の整理がつかない状態(受け入れられない)、たとえば
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深い悲しみ・涙・孤独感
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「どうしてあのとき…」という後悔
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亡くなった人や別れた相手との思い出を反芻する
のような状態を受け入れながら、新しい生活や役割に適応しようとする動き、たとえば
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新しい習慣や役割を引き受ける(例:シングルとして家事・子育て)
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趣味や仕事に集中する
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未来に目を向ける、生活の立て直しを考える
のような動きも必要です。
このモデルの大切な点は、「喪失志向」と「回復志向」を 両方経験することが自然 であり、行きつ戻りつを繰り返しながら適応が進むということです。
❌ 「悲しみを早く断ち切るべき」でも、
❌ 「常に前向きでいなければならない」でもなく、
「 悲しみに浸る時間 」と「新しい生活に取り組む時間 」のバランスをとることが、回復を支えていきます。

