離婚後の「怒り」の感情 | 離婚からの立ち直り

離婚からの立ち直り

公認心理師/精神保健福祉士 離婚経験のカウンセラーが綴る「離婚から立ち直る方法」離婚後は、喪失感、孤独感、絶望感、後悔、憎しみ、恨み、怒りなど様々な感情に押しつぶされそうになります。でも、必ず新たな1歩を踏み出せる日は来ます。

離婚うつからの立ち直りカウンセラーの原 つよしです。

 

カウンセリングに来られる方の多くは、いろいろな感情に襲われています。

悲しみ、後悔、孤独感、虚無感、喪失感、寂しさ、不安などなど・・・・

こういった辛い感情を軽減したい、楽になりたいという想いでカウンセリングに来られます。

相談者さんによって、どういう感情が一番強いのかは、人それぞれです。

特に、浮気、不倫が原因で離婚した人は、パートナーや不倫相手への「怒り」の感情を強く持っている人が多いです。

 

たとえ、離婚して今は元パートナーの顔をみることはなくても、その「怒り」がいつまでも消えないのは、当然のことだと思います。

悔しさや憎しみの感情もなかなか消えない人もいます。

そして、そういう感情を持ち続ける自分が嫌になり、自分を責め、自分に対しての怒りを持つ人もいます。

 

カウンセリングでは、感情の整理ということもプログラムのひとつです。

自分自身が今、どんな感情を持っているのか、それはどういうことに対してもっているのか等を見つめ直していくことで、どう対処していけばいいのかを考えていきます。

 

「怒り」の感情をより深く、見つめ直していくと、「悲しみ」や「孤独」ということが隠れているケースが多いです。

 

「怒り」は2次感情と言われていますが、まさに「怒り」の下にあります。

 

ですから、「怒り」の部分の吐き出しも必要ですが、その下にある「悲しみ」や「孤独感」の感情を整理することによって、「怒り」の感情が軽減していくケースが多いです。

 

離婚後に抱える「怒り」の感情は、日常生活で起こる瞬間的な「怒り」とは違いますから、アンガーマネージメントの対処方法では、消えないかと思います。

 

なかなか、辛い感情をいきなり無くすことはできませんが、混乱している感情をまずは整理して、段階を踏みながら様々な辛い感情を軽減していければと思います。

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