否認の病「アルコール依存症」 | 離婚からの立ち直り

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公認心理師/精神保健福祉士 離婚経験のカウンセラーが綴る「離婚から立ち直る方法」離婚後は、喪失感、孤独感、絶望感、後悔、憎しみ、恨み、怒りなど様々な感情に押しつぶされそうになります。でも、必ず新たな1歩を踏み出せる日は来ます。

離婚うつ立ち直りカウンセラーの原 つよしです。

 

久しぶりの更新です。

ここ1週間、TOKIOの山口さんの事件の報道が多いですね。

被害者がいる事件なので、コメンテーターもメンバーの記者会見も厳しいコメントをされるのは当然のことだと思います。

 

ということで、私は、事件についてではなくカウンセラーの立場として「アルコール依存症」について書きたいと思います。

 

山口さんの記者会見での言葉

「アルコール依存症までは、いっていないと思っている」と言った時に、専門家やアルコール依存症の治療をされている当事者の方は、みんな「彼はアルコール依存症」と確信したでしょうね。

 

なぜならば「アルコール依存症」は「否認の病」とも言われているからです。

「自分は依存症ではない」と否認することが、まさに病気の症状だからです。

 

私も昨年1年間、「依存症」のカウンセリングスキル、知識を専門家から学びました。

多くの当事者の方からも直接体験談も聴きました。

 

そして、もう30年も前になりますが、私の父親もお酒で身体を壊し、肝炎~肝硬変~肝臓がんという病を経て、58歳で亡くなったので、アルコール依存症の怖さも知っています。

(当時は、まだ依存症という病名はなく、アルコール中毒(アル中)と言われていました)

 

今、山口さんに対して「甘えている」「意志が弱い」という意見が多いです。

被害者の方のことを考えると許せない行為であるし、私も彼の「甘さ」を感じています。

私も父親に対しては、お酒をやめられないのは「意志が弱い」としか思えませんでしたから。

 

ただ、昨年1年間、「依存症」を学び、当事者の方の苦しみ・辛さを聴き、「依存症」は「意志」とかではやめることができない病気であることを理解しました。

 

そして「依存症」はひとりの力では治すことはできないこと。

家族や周囲の人の協力が絶対に必要だということも知りました。

 

山口さんを擁護も弁護もするわけではありませんが、カウンセラーの立場から言わせてもらうなら、誰にも相談できなかったし、理解してもらえなかったいう意味では、やはり彼は周囲に人がいても「孤独」だったような気がしました。

 

「だからって、お酒を飲むっていうのが、甘えなんだよ」と普通の人は思うでしょう。

 

多分、そういわれるのが怖くて、「辛い」「困っている」「やめたい」「寂しい」と言えなかったと思います。

誰にも理解してもらえないことで、誰にも話せなくなる。

そして孤独感を感じる・・・

私もそんな経験をしたから・・・

 

辛い出来事や孤独な経験をすると「うつ」とか「依存症」に、誰もがなる可能性があると思います。

 

とにかく、山口さんには、専門の医療施設や自助グループやカウンセリングなどを利用して、心身の健康を取り戻して欲しいと思います。

 

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