拉致 | 国際結婚の行く末: 在アメリカ 国際離婚とハーグ条約

国際結婚の行く末: 在アメリカ 国際離婚とハーグ条約

国際結婚をする前に、国際離婚についての知識があればよかったと思います。あったら、してなかった。

よく、北朝鮮がした日本人拉致の話が、対比としてでてくるが、私にはよくわからなかった。


日本人が母国に行くということなのにって。


今日、とある記事を読んでいて、あ、そういうことなのか、と思った。


日本人が、アメリカ人を無理やり拉致して日本へ。

ここでは、母子、というわけなのだけども、アメリカの見方はこうなんだ。なるほど。



北朝鮮人が、日本人を無理やり拉致して北朝鮮へ。

そして、日本政府は、この日本人を取り戻した。

なのに、日本政府は、アメリカ人を、もともといた場所であるアメリカに戻さない。




つまり、アメリカは、子供は二重国籍で日本人であるということは無視。

そして、子供の意思も無視。
(確かに子供が1歳とかであれば、無視といえば無視であろう。でも、子供が10歳で子供が希望して日本に引っ越したいのにできない場合は?そういうケースで誘拐犯とされている母親もいる。)


日本から北朝鮮に拉致された人は、北朝鮮の国家の利益のためであろう。決して、その日本人のためを思って、北朝鮮に拉致されたわけではない。


アメリカから日本に帰国する母子は、子供を守るためだと思う。

誘拐犯になることがわかっていてそれでも、子供を助けたいという覚悟で、日本に帰ってくるのだと思う。

「子供を守るため」ではなかったら、そんな覚悟ができるだろうか。



現に、子供を守るために、日本に帰ったほうがいいのではないのか、と思ってしまうアメリカで裁判中の母親から相談のメールもくる。

しかし、ここで、帰るという決断をする人はいない。簡単にできることではない。

かなりの覚悟と決断が必要であるし、犯罪者になることがわかっているのに簡単にできることだろうか。



記事からは、まるで日本人女性は犯罪を恐れない、簡単にすぐ連れ去るといったイメージを受ける。

そんな簡単にできることではない。





日本は、北朝鮮から日本人を取り戻した。

われわれの国民もアメリカに返せ、というのは、実にアメリカらしい対比の仕方だと思った。






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アメリカ人同士の離婚でも、アメリカ国内で誘拐なんて日常茶飯事。

この数の多さと比較したら・・・・

もう少し、現実をみよう。

日本のマスコミももうちょっと考えて書くべきですね。