小児睡眠コンサルタントの森田麻里子です。
今日のご質問はこちら。
Q.2ヶ月の子。お昼寝がうまくできず、抱っこで寝ても置くとすぐ泣いてしまいます。今からセルフねんねのトレーニングをするとしたら、何から始めればいいですか?
ねんねトレーニングは5,6か月以降をすすめる専門家が多いです。離乳食が始まり、夜中の授乳も徐々に必要なくなっていくのがこの時期です。私も、本格的なトレーニングは、少なくとも5か月を越えてからが良いと思います。
でも本当は、睡眠と授乳や抱っこを関連づけてしまう前に、セルフねんねを教えてあげるのがベストですね。セルフねんねの練習はもっと早くからしてあげて良いと思います。
(これはねんトレの定義の問題なのですが、例えば「2か月でもねんトレできます」という言葉だけが伝わってしまうと、2か月から泣かせっぱなしのねんトレをする、という方が出てきかねません。ですので、低月齢の子の場合はセルフねんね練習と言うことにしています。)
セルフねんね練習のはじめどき
赤ちゃんは最初は寝る→泣く→飲む→寝る・・・で1日が終わってしまいますが、1か月半くらいになってくると、だんだん、泣く=お腹がすいた、とは限らなくなってきます。
体内時計も少しずつ働きはじめます。
この頃から練習をはじめてみても良いと思います。
練習のやり方
セルフねんねの練習は、まず一番眠りやすいタイミング=就寝時からはじめてみましょう。
寝る前に授乳/ミルクを与えても良いのですが、うつらうつらする前に外します。穏やかに起きている状態でお布団に置いてあげて、そっと見守りましょう。
泣き始めるようだったら、声かけやトントンをしてもよいです。とにかくお布団に置いたまま優しくあやしましょう。
すすり泣きではなくギャン泣きになってきたら、一度抱っこをして落ち着かせてあげますが、すすり泣きに戻ったら、起きているうちにお布団にまた置きましょう。これを繰り返します。
どうでしょうか?
毎回毎回、授乳や抱っこで寝落ちしていると、それが習慣(癖)になっていきます。
最初は良いのですが、赤ちゃんがだんだん重くなってくると大変になってきますし、起きる頻度が増えてくることもあります。
小さいうちから、よい睡眠の習慣をつけていきましょう
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