平素より温かいご支援、ご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。

 

この度、副務を務めさせていただくことになりました、岡崎開と申します。

 

私は、これまでの大学生活のことと、今の気持ちについて書かせていただきます。

長くなってしまいましたが、興味がある方は読んでいただきたいです。

 

私はこれまでの2年半、紆余曲折を経て、周囲の方々のおかげで少しだけ成長できたと思っています。

1年生の頃を振り返ると、部活動に対してきついと思ったことはあまりなく、体育会という組織に素早く馴染むことができていました。日々の部活動では、私よりはるかに強い先輩方や同期と練習をさせていただいたことで、気づかないうちに自然と上達することができました。また、夏関では前主将の稲田さんとダブルスを組ませていただいたことでベスト16に入ることができ、1年生にしては上々のスタートを切れていたと思います。1年生の頃の記憶が薄れてしまっていますが、レベルの高い環境で練習を積めたことで実力以上の結果を残すことができていました。色々な方の支えによって、恵まれた環境で練習をさせていただけていたことに感謝しています。

 

しかし、コロナによって年明けの新進大会が中止になったことで、私は数ヶ月間にわたるサボり期に入ってしまいました。もともとテニス自体が大好き!というタイプではなく、試合の存在でモチベーションを保っていた私は、大会が中止になったことでテニスに対して熱量を注げなくなりました。そして、数ヶ月間のサボりによって、得意だったサーブが最大の弱点になり、ダブルスでは何故か苦手なフォアサイドを務めるという奇行に走り、稲田さんとペアを組ませていただいたのにも関わらず、インカレ出場をあと1勝の場面で逃しました。2年生の時に「インカレ出場」を目標に掲げており、憧れの舞台に先輩方と一緒にいきたい思いが強かったため、本当に悔しい経験でした。ですが、あれだけサボっていたら勝てるはずないわ、と心の底から思うほど、テニスをてきとうにやってしまっていた数ヶ月間でした。

 

そして、2年の6月から同期の新垣とペアを組むことになり、心機一転もう一度テニスに対して真摯に向き合おうとしました。テニス自体を楽しい、好きだ、と心から思えなかった私にとって、新たな成長の機会となるペア変更は良い刺激となりました。

また、夏の期間は、専属ベンチコーチとして私たちを鼓舞し続けてくださったアツい先輩や、試合動画を個別で送ってくれるマネージャー、厳しい暑さの中でも応援や審判、ボーラーを務めてくださった部員の方々、何よりも頼り甲斐のある背中で引っ張ってくださった4年生に支えられ、素晴らしい環境でテニスをすることができました。そして、周囲の方々のサポートが力となり、ペアを組んでから数ヶ月後のリーグ戦で全勝、2部昇格、その後の夏関でベスト8に入ることができました。

 

しかし、今振り返ると、本当の実力というのは全くついておらず、ただの運と勢いだけでした。

 

実際に、新進では上位進出を目標にしていましたが、一回戦で敗退し、つめの甘さと精神面の弱さを痛感しました。そして、今年の春関でも満足いく結果は出せず、敗戦後は悔しさよりも自分たちに対しての呆れの感情が勝っているような、どん底の状態でした。

また、春関では心強すぎる応援を力に変えた立教の選手たちが大躍進し、自分が満足いく結果を残すことができなったことで、あまり悩まないタイプの私が少しだけ悩んだのを覚えています。

 

そして今年の夏、インカレとリーグを通して、更に自分自身の未熟さを痛感しました。弱すぎるな、と心底思いました。

春関の悔しさから少しは成長できたと思っていましたが、余裕で打ち砕かれ、実力不足を痛感しました。

 

ですが、新進、春関、インカレ、リーグを通じて、悔しさや呆れ、悩み、など色々な感情を持つと同時に、もう1段階上のレベルに追いつきたいと強く思えるようになった1年間でした。

 

そしてラスト1年、私はテニスに後悔が残らないようにやり切ることを目標にします。

両親はテニスのルールすら知らないような家庭で育ち、中学1年生という遅さで初めて東京都ジュニアに出場した私は、周りの選手と比べて圧倒的な経験値の差がありました。ですが、今こうして同じ舞台で戦うことができ、インカレや一部昇格を目指せる立場にあることは幸運なことだと思っています。最後の一年は、これまでの2年半の経験を糧に、巡ってきたチャンスを活かせるように全力で頑張りたいと思います。

 

先輩方は、トップになってからの部活が本当に辛かったとおっしゃっていました。確かに、これから辛いことが多く待っているかもしれません。ですが、私は辛い思いを超えるほど楽しめるような1年にしたいと思います。そして、先輩方が成し遂げられなかった昇格を108代目で成し遂げ、悔いなく引退することを目標にします。

 

 

 

最後にはなりますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

岡崎開