こんにちは。

 

経営学部経営学科3年の岩田一輝です。

 

 

同期達がセンスの良い小ボケをかましている中、僕も同じようにやると全く面白くもないボケを連発してしまうので控えさせていただきます。

 

2023年一発目、ここでは僕の生い立ちやテニス人生について少し書かせてください。全部で1617字と少し長いですが、読んでいただけると嬉しいです。部員には少し驚かれるかもしれませんが、僕は心の底からテニスが大好きです。競技歴は今年で13年目。小学3年生の頃、当時一番仲が良かった友人がテニスを習っていたことをきっかけにテニスを始めました。

 

小学6年生の頃、後に高校を卒業するまでお世話になるコーチと出会い、テニス人生が大きく変わりました。コーチの教えは「全力で楽しく」。テニス以外にも、練習外ではプロ級の道具を揃えて魚釣りをしたり、競技用の装備を揃えてスノボをしたり、美味しいラーメンを求めて何十キロも車を走らせたりなど、何事にも全力で挑むコーチの背中を見て育ってきました。

 

「結果に囚われず、まずは目の前ことを全力で楽しむ。そうしたら自然と結果がついてくる」ということをテニスと遊びを通じて学びました。

 

 

高校ではまさにその姿勢が結果に結びついたと感じています。当時はインターハイ、全国選抜団体、全日本ジュニアを目標に掲げ全力で練習に励みました。そのモチベーションは全て「行った先で遊ぶ」こと。全日本なら大阪、全国選抜なら博多、インターハイなら各地域(3回出れば3回遊べるじゃん!)という、今思えばかなり浅はかな考えですが、とても大きな原動力でした。

 

僕の高校は各自がクラブチーム優先で基本的に部活は無いという少し特殊なチームでしたが、平日週4回朝練、放課後は毎日練習(その後各自クラブチーム)、土日は校外練習、ほぼ毎日10キロ以上ランニング、専属トレーナーを付けジムに通うなど、かなりハードなスケジュールを自ら設定していました。

 

遊びたいという考えでここまで取り組むのですから、当時の僕にはそこまでして遊びたいと思う何かがあったのだなと、つくづく感じます。偶然にも、高校の監督もコーチと似たような考えを持っていて、行った先では沢山遊びに連れて行ってくれました。

 

 

2人の恩師からのご指導を受け、心の底からテニスを楽しむことができたなと感じます。

 

しかし、大学の体育会に入ってからは、この考え方では周囲に迷惑をかけることが沢山ありました。部の規律や仕事、上下関係など自分にとって新しいことだらけで、浮かれている暇などありませんでした。ですが、もう3年目。さすがに慣れました。自分が楽しんでいるだけではチームをまとめることはできません。楽しみたいのなら、まずは皆が楽しめる環境を自分から作っていく。昔とはもう立場が違うのだと、未熟ながらそれに気づいたのも最近です。部の最高学年としての責任を持ってテニスを楽しんでいきます。

 

もう少しお付き合いください。最後に、今年の抱負は「知恵」を高めることです。これは面接時にあるコンサルタントの方からいただいた言葉ですが、「知識や経験は持っているだけでは価値は無く、それを他の分野で活かす力に最も価値があります。僕はそれを『知恵』と呼んでいます。僕たちコンサルタントはその知恵を高めるために学びを止めてはなりません。岩田さんも、学生時代に得た経験を知恵に変えられるように、今取り組んでいる部活動に全力を注いでください。応援しています。」たった1時間の対話でしたが、ここまで人の言葉で衝撃を受けたのは初めてでした。

 

テニス部の部員には、僕と同じく10年以上テニスに打ち込んできた者が沢山います。ですが、僕は他の部員とは一味異なる価値観を小〜高校のテニス人生を通して形成されたと思います。残り約9ヶ月の現役生活、2人の恩師から授かった知識を知恵に変え、1部リーグ昇格に向け、最高の同期と後輩たちと共に最高のチームを作っていきます。

 

おっしゃっす!!!

 

3年 岩田一輝