OB・OGの皆様

日頃よりご声援賜り誠にありがとうございます。

本年度男子部主将を務めている在原迅人です。

今年度は関東学生テニス連盟の皆様、その他大学関係者の皆様のご尽力によりリーグ戦を開催できることになりました。改めて感謝を申し上げます。

淺野に続き、私も入部から現在までの思い、リーグ戦に向けての意気込みを書きたいと思います。
淺野とは主将になってから、チームのことに対して一緒に考え話し合う中で、同じような悩みを持って今日まで部活動に取り組んできました。
少し内容が被る部分があると思いますが、ご了承ください。

私は立教大学テニス部入部後、1年生で学年チーフ、105代目で副将を務め、106代目で主将を務め今に至ります。

テニス部入部後は体育会ならではの上下関係やルールがありましたが、高校時代から厳しい環境で育ってきたので苦に感じませんでし
た。

むしろ、受験でお世話になった坂本さん、小学時代から面識のある早野さんと毎日のように練習することができ、楽しい日々を過ごしていました。

勿論、大変な事もありましたが、それを覚悟した上で入部したので、当時は同期と必死に頑張っていました。

そして迎えた初めてのリーグ戦、立教大学テニス部は4勝1敗で3部リーグを2位通過し、東海大学との2部入れ替え戦に臨みました。

直近の学生大会や資格者数では立教大学の方がチーム層が厚く、先輩方と共に必ず昇格できると思っていました。

しかし、現実はそんなに甘くはありませんでした。
結果は4-5で敗北し、3部残留という形で1年目のリーグ戦が終わりました。
単複共に敗北しチームに貢献することができなかった悔しさ、何より大好きなチームで昇格することができなかった悔しさだけが残りました。 

当時S1でエースとして戦っていた金子さんが閉会式後に泣き崩れる姿は今でも鮮明に覚えています。
その姿を見て全員が来年こそは昇格すると強く思ったはずです。

104代目として新たにスタートしたテニス部は明立戦では敗北しましたが、同立戦では上野主将が最後に勝利を決め、リーグ戦に向けて良い状態で進んでいました。

このチームなら今度こそ昇格できると思っていた矢先に、新型コロナウイルスが蔓延し、約3ヶ月間部活が中止になりました。

リーグ戦が開催されると信じていましたが、中止になり、偉大な先輩方は最後のリーグ戦を戦うことが出来ず、悔し涙を流していました。
 
105代目もインカレ終了後にリーグ戦の中止が発表され、2年連続リーグ戦が開催されませんでした。

そんな中で106代目としてスタートし、私は主将になりました。
主将就任時は先輩方から在原ならいいチームを作れると有難いお言葉貰いましたが、正直不安しかありませんでした。
今までの人生で組織のトップになった事もなく、どちらかというとチームをサポートする役目が多くそちらの方が適任だと思っていたからです。

案の定、主将になってから部活に対して悩み、日々考えるようになりました。
後輩をまとめる立場でありながら、まとめることができず、部活の仕事や練習態度に関して厳しく後輩に接していたことにより、後輩とのコミニュケーションも疎かになっていました。
正直怖がられている事も理解していましたが、体育会として活動している以上、チームの規律を守るためにも必要な事だと思い行動していました。

また、リーグ戦を経験している唯一の学年として、リーグ戦とはどのようなものなのかを後輩達に伝える義務があり、嫌われることも覚悟して日々部活に取り組んでいましたが、孤独との戦いで逃げ出したくなる時もありました。

テニスに集中する事もできず、日々ストレスを感じ、辞めてしまった方が楽なのではないかと思う時もありました。

部活動の方針について、後輩・OBOGの方々と意見が合わなくなり、何のために主将としてチームを引っ張ってきたのか分からなくなった時もありました。

しかし、同期や後輩の前では決して弱い姿を見せたくなく、監督・斉藤トレーナー・沼尻コーチ・先輩方に色々と相談したこともありました。
その中で主将としてどうありたいのか・このチームをどうしたいのかが一番重要と気づきました。
私にとってそれは、主将として2部昇格はもちろんのこと、立教大学テニス部をサポートしている方全員に応援されるチームを作り、次の代に引き継ぐことです。

一つ下の学年には数十年ぶりにインカレでベスト16に進出した稲田がいます。
他にもインカレに出場できる実力を持った後輩、テニスに対して真摯に向き合って練習している後輩、チームをサポートしてくている後輩がいます。
後輩達のためにもこのリーグ戦を通して応援されるチームを目指します。

今振り返れば、本当に主将になってよかったと思っています。
沢山辛いこともあり、最後のインカレでは初戦敗退し、上手くいかないことばかりでしたが、良い経験をさせてもらいました。
そして、何かあれば相談に乗って頂いた先輩方のお陰で「2部昇格」という目標を見失わずにいることができました。

同期にも凄く感謝しています。
いつも私の意見を聞いてくれ、不機嫌な態度でミーティングを参加してしまった時もありましたが、それも受け入れてくれました。
同期のプレーヤーは人数が少なく、最後の方は全員が揃うこともあまりありませんでした。
1年生の頃から意見が合わず毎日のようにぶつかり合ったり話し合ったりしましたが、だからこそ今があると思っています。
マネージャーに関しては1年生の頃から本当にサポートしてくれてありがとうございました。
マネージャーがいるからこそ、このチームが保たれていると思ってます。
最後の最後までこのチームのサポートをお願いします。

私にとって最後のリーグ戦が明日から始まります。
笑っても泣いても最後です。
3年前は悔し涙を流しましたが、今年は笑顔で終わり107代目に引き継げるように死ぬ気で頑張ります。


最後になりますが、OB・OGの皆様、沼尻コーチ、斉藤トレーナー、逸崎コーチには日頃よりたくさんのご支援・ご声援をいただき誠にありがとうございます。心から感謝申し上げます。
そして、このチームで2部昇格する時に、皆様と喜びを分かち合いたいと思っております。

今後とも変わらぬご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。

106代目 男子部主将 在原迅人