2月。
といえば
バレンタイン
そう、
愛する人にチョコレートを届けるという大事な日。
愛を届けるはずのチョコレート。
そのチョコレート、
本当は愛が届けれらていないのでは・・・?
さて、そんな感じでバレンタインとは無縁の人間・熊谷が参加したイベント!
愛のチョコレートキャンペーン メインイベント
「チョコレート・サミット 2012」!
(写真撮り忘れたから絵でごまかしてみた!)
去る2月4日、JICA地球ひろばで行われたイベントに参戦してきました。
(ちなみに同じ日には社会貢献見本市が行われてました。それについてのブログもこうご期待!)
バレンタイン、好きな人に手作りチョコレートをあげようっ☆という女子にとっては心ときめくイベントですよね。(うちはときめかないけど)
そのチョコレートで好きな人に愛を届けようというそのこあなた、
チョコレートを作っている人に愛を届けていますか?
チョコレートを私たちの手元に届けてくれるカカオ生産者の周りでは実は児童労働や貧困、森林減少や生物多様性の危機など、様々な問題が起こっています。
その現状を知り、チョコレートを通じてその問題を解決しよう!
ということで、つくる人にとっても食べる人にとっても「愛のあるチョコレート」とは何か、ということを考えるヒントを得るべく、現地で活動する方々や日本でフェアトレードチョコレートの実践をしている方々などにお話を伺いました。
主催したのはチョコレート・アライアンス(ACE 、スローウォーターカフェ 、ピープル・ツリー 、フェアトレード・ラベル・ジャパン )です。
イベントは3部からなり、様々な立場で自分にできることをしている方々がお話してくださいました。
ブログが長くなりがちな人間・私なので、さくっと紹介していけるようがむばります。(どーん)
Part.1 チョコレートができるまで~カカオ生産地からの報告~
インドとガーナでの児童労働解決のために活動している特定非営利活動法人ACE の白木さんと
ACE主催の「ユースがつなぐ、日本とガーナ プロジェクト」を通じてガーナを訪れた高校生・大学生、
そしてエクアドルで活動しているスローウォーターカフェ の藤岡さん(いつもお世話になってます!)が、それぞれ現地の様子などを話してくださいました!
チョコレートを食べている人みんなが現地の生産者に会いに行く、というのはとてもできないので、こういった現地で活動している方々の話を聞くのはすごく貴重ですね!
特に1月にガーナを訪れたという高校生・大学生が自分たちの言葉で現地で見たこと、感じたことを真っ直ぐに話している様子が印象的でした。
ガーナ、エクアドルでの活動、どちらにも共通して言えることは、現地の方々の“意識”が確実に変わっていっているということです。
私たちが毎日何気なくチョコレートを食べることができるのも、こういった現地の方々が毎日農園で働いてくれるから。
生産者と消費者の間にあるはずの“つながり”が見えにくくなっている今、しっかりとこのことに目を向けて、決して忘れてはいけないな、と改めて感じました。
Part.2 愛のあるチョコレート 日本でのあゆみ
つづきましてー
有機農業を広めるべく活動しているNPO法人ポラン広場東京 &ポラン オーガニックフーズ デリバリ の佐藤さんと
ぐらするーつ 代表でありフェアトレードタウン・ジャパン 理事の鈴木さんのお話を
ピープル・ツリー の小野さんのコーディネートのもと聞かせていただきました!
それぞれもう20年ぐらい前から日本で愛のあるチョコレートを広めようと活動しているお三方。
「日本の子どもたちもカカオ生産国の子どもたちも笑顔になるチョコレートを」という佐藤さんのお言葉は本当にフェアトレード基礎となる考えですよね。
しかし実際は、20年近くそのような活動をしていても日本でのフェアトレードの認知度はまだまだ20%程とのこと。
もっと広めていくためには、広めようとしている人たちがもっと色んなところに出向いていく、飛び込んでいく必要があるという鈴木さんのお話と、日常会話の中でフェアトレードのチョコレートを用いて少しずつ広めていくと良いのではという小野さんのお話はうんうんなるほどという感じでした。
Part.3 愛のあるチョコレート 日本企業の挑戦
ソーシャルマーケティングが専門の博報堂 の船木さんの司会で、
特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン の中島さん、
皆さんご存知、コンビニミニストップ の岡村さんが日本で「愛のあるチョコレート」を売り出すという実践についてお話してくださいました!
コンビニやスーパー、よく行く無印良品やスターバックスコーヒー。
私たちにとっては身近な存在ですよね。
フェアトレードショップはまだまだ数が少なく、フェアトレード商品が手に入りにくいのが現状。
フェアトレードやそれを取り巻く現状に関心がない人であっても手に入りやすいような、何気なく手に取って買ってみた商品がたまたまフェアトレードだった、そんな世の中に少しでも近づけるようにと、消費者に身近なところで活動しているのがこのお二方、フェアトレード・ラベル・ジャパンとミニストップです。
生産者を取り巻く問題を解決するためには、一時的な寄付でなく、継続的な支援が必要。
だから、「愛のあるチョコレート」を買って“あげる”のではなく、「おいしい!」だから続けられる、そんな商品にしなくてはいけないと、企業の方々も奮闘しているのです。
岡村さんの「お客様が安心できる商品が何かを突き詰めたら、原材料が何で、どこで、誰が、どのように作っているかが分かる商品だった」というお話を聞いて、フェアトレードはやっぱり生産者と消費者とが対等な関係にあるものでなければいけないと強く感じました。
そんなような、ここにはどう頑張っても書ききれないような(書こうとすればブログ3つ分ぐらいにもなりそうな)濃ゆーい内容のイベントだったわけです!!!
最後にはみんなで写真をパチリ。
このイベントでは初心に返って色々と考えることができました。
船木さんが言っていた「必要なのは、ここにいない人たちをここに呼ぶこと」という言葉がとても印象に残っています。
普段FTPで様々な企画をしたりイベントに参加して商品を販売したりといったこともとても大切なことだと思います。
しかし引退してみて(実は12月に3年生は引退したんですよ、はい。うちは就活しないからあんま関係ないけど←)、そういった特別なイベントだけでなく、私たち一人一人が日常の友達との会話の中で、そういった話を何気なくしていくことも、すごくすごく重要なのだなと思いました。
たとえば私はふくチョコをリュックにぶらさげていて、友達によく「それかわいー!」と言ってもらえます。
そういった時に「これはエクアドルの人が編んだものでね…」という風に会話を始めれば、説教くさくならず、話を膨らませることができます。
全く興味関心のない人にどうやって伝えていくか、
FTPを引退した身としては、そのことをこれから考えていきたいなと思っています。
そのためにもこのイベントで登壇したNGOなどの団体や企業の方々、そして当日も会場で会ったFTSNの仲間たち、会場で再開した出張授業をした学校の中高生たちといった“つながり”を大切にしていきたいです。
やっぱ長くなったーけどこれでも超頑張って短くしたんだぞ!(どーん)
さてさて大学生はいよいよ春休み!てことで、3年生は就活がんばれ!(他人事)
うちも先生になったら開発教育とかできるように、教採の勉強を頑張ろうっと♪(o´▽`)o
では皆さん、バレンタインは、送る人だけでなく、作る人にも愛
を届けましょう!!!
以上、くまでした~