無人島泊。そして本州へ。 | RikiStyle

無人島泊。そして本州へ。

そうして6日

プチ留学かよ!くらいの

12日間滞在した奥尻をついに離れる。

 

 

追い風の中、6時間かけて

まず目指したのは松前大島。

海鳥たちのコロニーになっているため

保護されていて

研究員や調査でしか上陸できない。

だけど、そういった研究員を上陸させるために

防波堤とちょっとした船着場はあるらしい。

 

通常いけないところに

自艇があれば行けるって特権を奮いたい。

上陸はしなくてもぜひ見てみたい。

 

ってことで寄り道。

作業の人たちがいて

そっちなら着けていいぞ!

って教えてくれ、着岸。

 

にしても山頂から海まで

マジでちょうどいい気持ちいい斜度。

雪がついたらめっちゃ良さそう。。。

 

とか思いながら

スムージーを作って

それができたらすぐ出航。

 

ここには停泊できないので

その先にある松前小島へ向かいます。

ここからは進路を東に切るので

これまでの追い風が

アビーム(横風)に回るので

風を使って進めそうです。

 

って、マジでちょうどいい風で

ずっと風だけで5ノット前後で走れました。

 

そしていよいよ近づいて来た松前小島。

地球が荒々しく削り出したままの姿の無人島。

 

ひとり大海原を風に乗り

この島に近づくにつれ

その荒々しい姿がいかにも無人島らしく

そこにひとり停泊するという計画が

現実味を帯びて迫って来て

「なんだかすごいことやってるな。。。」

と、ふと俯瞰的に自分の選択した生き方に

価値を見た気がしました。

 

そして着岸。

 

 

ここには避難港と漁師さんの小屋があるだけで

誰もいない。

 

数年前に北朝鮮からの船に乗った脱北者が流れ着き

こやが荒らされていたことがニュースになったあの島です。

 

山の尾根を登ったところに神社があるっぽかったので

登り始めたものの

かなり長い間誰も来ていないのでしょう

草たちが鬱蒼と茂っていて

藪漕ぎ状態。。。

 

しかも登った先の祠は

嵐からも守られるようにこんなだし。。。

 

ま、いいや。

 

 

 

灯台の方へ登り。

 

 

 

ひとり、静かに沈んでゆく夕陽に感傷的になる。

 

特別美しい夕日でした。

 

船に戻り、夕食の準備しようと思ったら

小さな港の中で魚がボイルし

捕食魚がチェイスしている。

これは。

と急いで竿を出し何投かするも釣れず。。。

 

大人しく夕食を作ってシャワー浴びて就寝。

 

 

7日

早朝、まだ暗いうちに目覚め

出航準備。

 

明るくなってきて見えるようになってから出港。

 

 

 

目指すは鯵ヶ沢。

いよいよ北海道を抜け、本州へ入ります。