アンディ ウイアー 「火星の人」 | 生きてる缶詰

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アンディ ウイァー著 「火星の人」読む。
だいぶ前に映画化で話題になったネット小説。


火星探査チームが大嵐に巻き込まれ やむなく星を脱出。
その際死亡したと思われてたワトニーは実は生きていた。
火星に一人取り残された彼の長いサバイバル生活が始まるのだが、、、という話。

食物のじゃがいもを育てたり、通信機器を他の無人探査基地に取りに行ったり
酸素を作ったり、水を作ったり、、、知識や機転を凝らした彼の挑戦のひとつひとつが楽しい。
ひとつの行動毎に必ずといっていい程はっとするレベルのトラブルは起きるものの、必ずどうにかなる。
こちとら科学知識は全く無いけど、毎度理屈の裏付けが付くので?とはならない。
ご都合主義との一言ではくくれない作品だ。
作者は何者だ、、、?
なんといってもワトニーのお気楽な性格のお蔭で小説内の居心地が良い。ここが人気のポイントなんだろうか。

火星表面の画像を点検してた係員が基地周辺の変化に気付き、ワトニー生存の確信を得る。そこから地球側でもてんやわんやの騒動に。
両者の意思疎通の方法をあみ出す部分も面白い。ここで基礎的な知識が有る人はもっと楽しめるんだろう。
読む側としても、もうちょっと勉強しときゃ良かったなぁなんて思ってしまう。


火星大四畳半物語。読後感 非常に良し  →(.Y.)みてみて