[東京リベンジャーズ2血のハロウィン編-決戦-] | 力道の映画ブログ&小説・シナリオ

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英勉監督。高橋泉脚本。和久井健原作。江崎朋生撮影。やまだ豊音楽。23年。ワーナーブラザース配給。

スカパー、チャンネルNecoにて鑑賞。和久井健原作の人気コミック[東京リベンジャーズ]の実写劇場版。前後編の完結編。これはバツイチさんの仰る通りで、二本にする意味がない。まとめれば2時間半で上映できるし、凄まじい[血のハロウィン決戦]の見せ場で実に面白いアクション巨編になっていた。分割したことでテンションが下がってしまったことが残念だ。

いやー!男馬地圭介(永山絢斗)見せまくるなー!千冬(高杉真宙)とのペヤング半分のエピソードがまた泣かせるんだよな。正直、この[東京リベンジャーズ]はこの血のハロウィン決戦が一番の盛り上がりになるので、このエピソードが選ばれたことは納得がいく。

タイムリープの能力を手にした青年が、最悪な現在を変えるため奮闘する姿を描く。主人公のタケミチを演じる北村匠海をはじめ、マイキー役の吉沢亮、ドラケン役の山田裕貴らが続投する。また、キーマンとなる場地圭介、羽宮一虎、松野千冬を、永山絢斗、村上虹郎、高杉真宙がそれぞれ演じる。

現代で変わってしまった世界で、10月31日、血のハロウィン決戦で東京卍会はバルハラに負ける。しかもマイキーが一虎を殺すと留置されているドラケンに聞いたタケミチは直人とのシェイクハンドでハロウィン決戦の前に戻り、稀咲(間宮翔太朗)の計画を阻止しようとするが、この決戦の大元には、マイキーの足真一郎(高良健吾)の私を巡る、場地と一虎((村山虹郎)が絡んでエピソードが明らかにされ、因縁が深いことがわかってくる。日向殺害に絡む稀咲の存在。タケミチがヒナに再会した時に実は過去にフラれたことがあると、その別れの場面が挿入されてくるが、アニメではここに至るまでにタケミチがヒナの父親に断られるなど、もっと明確な理由があるのだが、時間の関係からかそこは端折られてしまい、リアリティを欠いてしまっている。

クライマックスの熱い闘いを最大に生かす映画作りをして欲しかったとつくづく思う。