chapter 5
視点を変えよう
「目の前だけ見てない?」
遠くをごらん
「あの人は今日、どうして不機嫌だったんだろう」「自分が怒らせちゃったかな」。日常の細々としたこと、他人の一挙手一投足について考えすぎて、心が疲れきっていませんか。そんなときは、心の視線が近視眼的になっているのかもしれません。遠くのものを眺めるように、自分の思考も近くから解放してあげましょう。いろいろ深読みしすぎても、いいことはありません。
空や水平線を眺めてみましょう。広々とした空間は目の疲れを癒し、思考を自由にしてくれます。何かを学ぶのもいいでしょう。学ぶことで、これまでとは違うものの見方が身につきます。
憂鬱(ゆううつ)な人に言いたいことはただ一つ。「遠くをごらんなさい」。憂鬱な人はほとんどみんな、読みすぎなのだ。
(51.遠くを見よ)