「運命をつくろう」
行動し、自分の道を見つける
「本当は誰それのようになりたかったのに」。そう言う前に、理想通りの自分になるためにやらなかったこと、やろうと欲しなかったことはありませんか。期待を抱くことと意志を持つことは違うとアランは述べています。期待を現実のものにするためには、強い意志をもって行動を起こす必要があるのです。
とはいえ、人間の力ではどうすることもできない不運に見舞われることもあります。しかし、こうした出来事も人間を完全に変えてしまうことはできません。起きてしまった出来事を消化し、強靭(きょうじん)な精神によって、ついには自分の道を見つけるのです。
最後には自分の道を見出すあの内部の力は、運命とも呼ぶことができる。
(29.運命について)