札幌の連続ボンベ爆発事件 女に逮捕状 | mikirikiのブログ

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札幌市の警察署や大型商業施設などで相次いだカセットこんろ用のボンベを使った爆発事件で、警察はこのうち今月、警察の官舎で起きた事件に市内の51歳の女が関与したとして激発物破裂の疑いで逮捕状を取りました。
30日夜にも、逮捕する方針です。

札幌市北区では、ことし1月から今月初めにかけて、警察の駐車場や官舎、それにホームセンターなどで、仕掛けられたカセットこんろ用のボンベが爆発するなど同じような事件が5件相次ぎました。

警察は、同じ人物による犯行ではないかとみて、現場周辺での聞き込みなどの捜査を進めるとともに、警察などに送りつけられた犯行を予告するような文書の解析を行っていました。

これまでの調べで北区内に住む51歳の女が関与した疑いがあるとして、警察は今月26日に自宅などを捜索するとともに、事情を聴いていました。

その結果、一連の事件のうち今月3日、警察の官舎で起きた事件について激発物破裂の疑いで女の逮捕状を取りました。

警察は、30日夜にも女を逮捕する方針で、ほかの事件との関わりについても調べることにしています。
警察によりますと、女は当初の任意の事情聴取に対しては関与を否定していたということです。

爆発事件が5件相次ぐ

札幌市北区では、ことしに入って、警察の官舎や大型商業施設などでカセットこんろ用のボンベなどを使った爆発事件が5件相次いでいます。

事件が最初に起きたのは1月27日でした。北警察署の駐車場でボンベが爆発しました。
狙われたのは、警察署の幹部が通勤に使っていた車でした。その後、2月から3月にかけて、スーパーやホームセンターなどの商業施設で同様の事件が3件発生しました。

さらに今月3日には、最初の事件のすぐそばの警察官舎で爆発が起きました。
現場には5本のボンベが仕掛けられ、爆発の衝撃で窓ガラスにひびが入ったほか、危害を加えるため仕込まれたとみられるおよそ2000本のくぎも見つかりました。

爆発が起きたのは、警察施設2か所と商業施設3か所でした。
いずれの事件も北警察署が管轄する半径3キロの範囲で起きていました。
さらに事件のあと、犯行を予告するような文書が警察のほか、地元の新聞社と民放テレビ局に少なくとも合わせて4通送りつけられました。

このうち地元の民放テレビ局に届いた文書には、警察幹部の名前とともに「北警察署への恨みで眠れない日もある」などという記載がありました。また、「次は交番を狙う」と、さらなる犯行をほのめかすような記載もありました。

警察は、捜査本部を設置して捜査を進め、北区内に住む51歳の女が関与した疑いがあるとして、今月26日に自宅などを捜索するとともに、事情を聴いていました。そして、一連の事件のうち今月3日、警察の官舎で起きた事件について激発物破裂の疑いで逮捕状を取りました。


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