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rikeyaのブログ

ウェブ、本、仕事、技術とのつきあい方等をテーマにしたブログです。(忍)

どうもろくな仕事になっていないときは、焦っている時だ。午前0時のカネが迫っていても、焦ってはいけない。やり方はシンプルだ。まず、わかるところまで考えてから行う。あとはやる。失敗をおそれると、自分が本当に考え抜けたのかどうか、やり直しを恐れていつまでも始めることができない。焦ると悪循環がループに入る。

印刷営業をいくら待たせても、決してマックを操る手を早めなかったデザイナーのことを今なつかしく思い出す。

ところで、こういう格言めいた話を、ずっと長い間うさんくさいと思っていた。今でもかなり胡散臭いとは思う。けれどもこれは便宜的なものであり、ウソも方便の親戚の「ホントだって方便」であって、つまりこうとしか伝えようがないから、かなりダサイとは思うけど勘弁してね、というものなのではないか。

この極端な例として私がよくイメージするのが、社長室のディスプレイ。クリスタルの灰皿、茶色の額縁の社訓、動くしかけの置き時計、レースのテーブルクロス。かなりダサイとは思うけど勘弁してね、と思ってはいらっしゃらないでしょうが、あれもきっと記号を通り越して方便へと、至るもののように思われる。それと新しいことをする人は隣に手本がないから、一世代二世代前に(それが反面教師であれ)手本を求める故、社長室のディスプレイは端から見ると保守的になってしまうという事情もあるに違いない。

はてさて。気を取り直して、月曜日!(忍)
ところで、こういった文章↓が、「煎り上手」の広告であろうとなかろうと、どっちでもいいじゃん、というのが新しい広告感覚じゃないかと思うのだ。今現在、実際には広告ではないが、たとえば将来何かがきっかけで広告をやるようになった時に、あれは結局広告だったということになることだってあり得るのだ。で、よくよく考えてみればどちらかと言えば、「どっちでもいいじゃん」のほうが自然だと思う。
大局的にはこれまでは企業対個人の対立と広告業という専門職があったのだが、企業も個人も(もちろん大いに利害の対立はあっても)同じ方向を向いて(=二項並立)、持続可能なように経済活動していき、そのやりとりこそが広告であるということになるかと思う。(歩)
まるで休みボケみたいですが、私が今年始めたことのひとつに「珈琲豆の自家焙煎」がある。発明工房の「煎り上手」というものを手に入れたのがきっかけ。自家焙煎できると煎りたて挽きたてはもちろん、生豆は保存に気を遣わず買い置きでき、しかも煎り上手なら4分で煎れる。とはいえなにかしらベストなコーヒーが飲みたいということで始めたにしては、何にもわからなくて、mixiでコミュを立ち上げたりいろいろしているうちに、ハタと、そうか、これは要するにアナログなものなんで、ゆっくりしか上達しないんだ、と思うに至った。

アナログなことを始めるの、お勧めです。なんでお勧めかというと、複数の尺度が持てる。相手は変わらないので、続けていれば必ず上達する。誰に語ることもなく身にあった自信が持てる。何が正解か、いちいち考えなくていい。他の同じ趣味の人と損得なく語り合える。……なんて言っているとまるでシニアターゲット攻略話のようだが、それでなくてもサービスを利用するだけの生活なのだからどこか自分がやるという作業をつくっておいたほうがいい。私の場合、これに味をしめてアナログ第二弾「研ぎ」を始めて、現在2週間ほど。ま、単なるマイブームに終わらないといいですが。(忍)
自分を振り返ってみても、ネットの広告がテレビラジオを上回ったというようなニュースが引き金になって、紙媒体中心の広告制作からウェブの仕事へシフトしていったのだったが、自分の取り組みそのものは、広告制作で培ったノウハウを土台にしており、クライアントから広告制作物単位で受注するという形態が続いている。

企業向けのご提案として、ウェブを使った広報・広告の可能性を整理し、いまネット上にあるいろんなサービスや技術の利用について提言し、よりよき文面&画面を編んで
お茶の間へアプローチするのが仕事の内容であり、それは広告代理店におけるメディア部門、SP部門、マーケティング部門、制作部門……といった諸部門を、プチながら備えているはず、と考えたからだった。

しかし……。先日、広告の発想で本を作ったらどうなるか、という話を投稿(「本づくりに広告の考え方。」)したが、いやその私の言う「広告」こそ、モデルチェンジされるべきではないのか……と思わされたのが、新サービス「B-Promotion」。

たとえば私はこれまでずっと、アフィリエイトにあまり関心が持てなかった。それは私が自分が広告をやってきたせいであり、広告はいずれマスであることも一因だろう。広告の「業」にこだわって「コンテンツ」の本質を見誤ると、自分たちのリソースの現在価格が下落してしまう(笑)。たとえば、これだけ情報のある世の中で、広告は何かだけを語り、何かを隠蔽しているかっこわるいものになっていないか。

「B-Promotion」は、「ブロガーによる、消費者のための体験型口コミプロモーションサービス。」とのこと。詳しくはこちら。ここには、情報あるいはコミュニケーションのトラフィックのまん中に発想の基礎を置いているかっこよさがあるなあ、と感じました。(歩)
「男性は新聞、女性はテレビ」--検索サイト利用のきっかけに男女差
というCNET Japanのニュース。

以前から男性は紙媒体、女性は口コミと言われている。別に新しいことはないじゃないかと思いつつ、ふらふらとネタ元の調査結果グラフを見に行ってしまった。で発見したのは、テレビは男性も多いということ。紙媒体はそこそこ女性も多いこと。ところが口コミだけは男女で大きな開きがある。

女性は、人から聞いたことをウェブで調べてみようと思う人が多い。
男性は、人から聞いたことをウェブで調べようとは思わない人が多い。

なんでもウェブで間に合わせていると、こういう感覚が理解できなくなる可能性があるなあというあやうさを感じつつ、一方で、このいろんなきっかけというものをよくよく考えると、その逆順ではほとんど物事は起こりえない。

ウェブで知ったことを、テレビで探す
ウェブで知ったことを、新聞で検索する

ということはあり得ない。するとハタと、世の中すべてがウェブへ来るきっかけに見えてくる……という不思議な調査結果だった。
アメブロの総合ランキングトップ10に「学生がネットでお小遣い稼ぎ~1000万円への挑戦~」というブログが入っている。まさにロングテールでありながら、1000万円という額が少々ギョッとさせる。それで思い出したのが、学費捻出のために4ヵ月で百万ドルを稼いだ学生の話。ウェブページを広告ボードに見立て、1ピクセル1ドルで販売するというアイデアで見事目標達成! というわけで、今年1月、話題になったのをご記憶の方もいらっしゃるかも。

[ご参考] 完成したミリオン・ダラー・ホームページ。画面画像をクリックすると、実際の画面へジャンプできます。(投稿日現在)


とにかく非常にシンプルなアイデアだ。アフィリエイトもランキングポイントもなし。そしてこのプロセスの記録にブログを併用しているのも素敵である。
二番煎じは利かないアイデアでの快挙、しかも資金はほとんどタダ。しかもそれがドキュメンタリー・ストーリー(形容矛盾!?)で語られる……と他人の成功をまとめはじめるとキリがない。

ところで今回は、最速か最高についての以下の記事にTrackback。
http://ameblo.jp/servlet/TBInterface/10011948271
今回の成功例のような場合は、最高かどうかなんか測る基準がない。二番煎じが利かないというだけで最速というほどでもない。

考えるきっかけを与えてくれたfumiya0501さんありがとう!
http://ameblo.jp/fumiya0501/
アクセスの多いブログなどでよくみかけるブログランキングサイトのバナー。ざっと見渡しても文末のリストのようにたくさんあるので、多少スパムや要らんメールが増えるような気がするけれども、何かに登録してみるのもいいかもしれない。

どこも同じようなものだろうと思っていたら、ブログ村にマイページ機能があるのでびっくりした。メールアドレス、大容量につづいて、最近はいろんなポータルが「マイページ」を提供してくれるのである。ただマイページは自分で育てなければならないので、そうそういくつも続けるのは手間である。だが、まさしくmixiのようにいったん親しんでしまうと、会社で「活用しろ」と言われているグループウェアはほとんど使いもしないのにmixiへのログインはいつも3時間以内……なんていうことにもなりかねない。

ブログ村のマイページが印象的だったのは、ブログランキング上位表示のためのギブ&テイクとしてでなく、自分の趣味関心で他のブロガーとつながれるコンセプトを感じたため。使うと効果があると言われるよりも、使って即楽しいほうが現金、という考え方もあるかも。

ところでこの間ウェブページを作っていてHTMLのことで調べる必要がでてきたので、ブラウザのブックマークからサイトを開いたところ……なんと! 以前に自分が作ったリンク集のページが出てきて驚いた。そーいえば、こんな「マイ・ページ」をウェブに置いてたっけ。でもサイトを作る時には、基本に忠実なこんなリンク集のほうがいいかも。案外使えます。

rikeyaの「サイト制作ガイド」はこちらから

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先月、mixiというSNS(ソーシャルネットワーキングサイト)のコミュで、オンラインチケット販売について質問したところ、 みなさんに書き込みをいただいた。 要約すると、オンラインチケットにもプレイガイド系と直販系がある。プレイガイド系はコンビニでチケットを発券してくれるが、直販系はオンラインで予約・決済はできるがチケットは興行主等から郵送される形だ。たぶんプレイガイド系ではシステム利用料や手数料のようなものがかかり、直販系ではシステム利用料のようなものもかかるけれども、やはり一番手間がかかりそうなのが発送作業だと思われる。

そこで新しいサービスとして考えられるのが、直販なのにコンビニと提携していて、コンビニで発券ができるシステム。どこかにないかと探したところ、「Getti(株式会社リンクステーション)」というシステムが見つかった。

興行主の収支はそのままチケット代に反映されるから、発券にかかるコストがごく最小なのはお互い有難い。もっとも、手に入れにくいチケットが欲しい消費者や売れないチケットを売りたい興行主には向かないシステムとも言えるだろう。だが逆に、ただチケットをやりとりしたいだけ、というニーズは案外広いはずだ。たとえば極端な例だが、公民館の部屋の貸出枠などもチケット発券というかたちで管理することができる。1枚の発券料が100円として、管理側が払うとしても人を雇うよりはかなり安いはず。「Getti」に興味を持って、つい余計なことまで考えてしまった。(余)

チケットではないが「出前」が変わるという話
トラバがかけられないブログだったのでリンクで。
http://www.shijo24.com/000526.php
広告を作るのと本を作るのではどう違うかと改めて問うと、もちろんいろんな違いがある。昔私がはじめてコピーというものを書いたころには、広告はそれ自体をソフトウェアとして売るワケじゃないのだということと、匿名だということが広告の著しい特徴のように私には思えていた。だが今や似た議論がブログやネットのコンテンツについてたくさん言われていて、わざわざ広告の話というのもやぶさかだ。

広告というのは元々どれくらいのどういうターゲット(たとえば音楽愛好家)にどういうメッセージ(たとえば高級ヘッドフォンを新発売)を伝えるかというゴールがあらかじめあるところから、制作が始まる。(その裏には誰かが責任を持って必死で達成しなければならないというミッション、商品そのものの具体的な販売目標がある。)ともあれ、広告では目的とターゲット、そして出稿量は決まっている。(ついでに媒体もいろいろ組み合わせることができ、広告はそもそもマルチメディアだ。)

広告ではまずその商品が世の中にどのくらい居る、どんなタイプの(考えの、ニーズを持った)人に売ることができそうか、と考えて商品を市場に位置づけることがたいへん難しい。位置づけが決まったら、そこへ向かって語りかけていく。本の制作プロセスでは、これなしにいきなり話しかけてしまうように見える。確かに商品開発の時点でユーザが見えていないことはある。でもあれだけ語りかける商品であるのに、商品開発=執筆の時点でユーザが見えていないということは、おそろしくマスに訴える(恐竜の頭だ)か、そんなもん全く売れないに決まってる(ロングテールだ)か、どっちかじゃないかと思ってしまう。

つまり、本は、ユニークな個人という「ネタ」と、広告のようにこれこれしかじかのターゲットに語りかけるという技術(これが、いわば寿司の「シャリ」)との組み合わせで作れるのではないだろうか? (マスから、セグメンテーションされた“ミドルな”メディアへということになるのでしょうか。)

というのは最近ますます思うのですが、スゴイ人、ユニークなネタ本人が本を書きたい人とはかぎらない、むしろ別に書きたくないということも多くて、それは自分の考えを言いたくないからではなくて、本を書くのがめんどくさい、その作業そのものは好きではない、という理由からだったりする。たぶん情報化が進むと、人材を発掘するというような趣ではなくて、人口何人いたら何人ぐらいすごい人がいて、それをいかに自分の業界にひっぱってくるか。その意味でも先達に糸井重里氏がいて、たとえば最近では池谷裕二氏のように、糸井重里氏との対談をきっかけに新しい著者がいろいろ生まれてきた。ついでに、私の希望としては、むしろ対談形式でないもののほうへ揺り戻していけるといい。  
「彼らの姿はネットではまだ見えない。彼らが迫ってきていることは知っている。だから技術革新のペースを落とさず人材を確保している」

(グーグルCEOがマイクロソフトについてのインタビューに答えて/梅田望夫『ウェブ進化論』222ページ)

日本で暮らしていて日常的に接する技術の話とか、技術者のイメージとかいったものは、もちろんいろんな個人差はあるとはいえ、パラダイム変換を引き起こす人というよりは、パラダイム変換に対応しようと一生懸命仕事している人というイメージが強いと思う。そういう状況に慣れていると、パラダイム変換を引き起こすような科学者や技術者が現れて誰かがすごいと伝えても、その通りにはなかなかうまく伝わらないだろうということは想像がつく。
例えば私がブログに「技術とか」とうがったカテゴリーを置いているのも、改めて言えばその曇った見方のせい、その、ひとつの証拠と言えるだろう。

いや、それでもそういう奴らがいるんだ、ということを梅田望夫氏は伝えている。そういう奴ら同士の深い信頼を物語る一節として“ハイライト”部分を読んでみよう。するとばわーん、と感情のタガが外れ、共感のようなものが流れませんか?

ついでに、技術でも会計でも経済でも、その合理性の核心が垣間見えると、目から鱗が落ちる。梅田氏が自身の「ビジネスモデル」について、

小さくても、自分が最も得意とすること、自分が楽しんで仕事ができて、長続きできそうなところ」にフォーカスしていこうと決め、そこをただ深く深く掘っていくことにした。

という記述のある、なつかしいCNET JAPANの記事「英語で読むITトレンド」に今回はTrackBack。http://blog.japan.cnet.com/mt/mt-tb.cgi/1523