三、父へのハガキ
膝が悪くなって、歩くことが出来ず、六年間介護施設にお世話になっていた父が、習字を始めて二ヶ月後の平成二十五年十二月二十七日亡くなりました。
母は、昭和六十年に亡くなっていますので、「これで両親共にいなくなったなあ」と・・・
そんな時、月刊誌「新世」26年1月号に、こんな記事がありました。
「亡き夫に届いた、四千通のはがき」
二十五歳の若さで不慮の事故でご主人を亡くした奥様。結婚四年、義理の両親と二人の子供が残されました。長男が二十歳になった頃、姑との仲が上手くいかなくなりました。そこで倫理の生活相談を受けると、「亡くなったご主人に毎日ハガキを出してはどうでしょうか?」
そして毎日、ご主人宛のハガキに、いろいろな相談や報告を書き始めました。百枚、二百枚と十一年間で四千枚になったそうです。
この記事を読んで、「自分もやってみよう」と思い立ちました。実は父が施設にお世話になっている頃、父や私自身の誕生日とか敬老の日には、ハガキを書いていました。すると、父が「毎日でなくてもいいから、時々ハガキをくれ」と言ったことがあります。しばらくはハガキを書いていたのですが、「書くこと」に悩むというか、「読まれる」と思うと、何を書こうかと考えてしまって、途中でしなくなりました。
そんな経緯がありますが、今回は、読んでくれる父はいないのですが、父に伝えたいことが、素直に書けるかなあと思い、平成26年1月14日から書き始めました。そのハガキも年内(平成28年)には千通になります。父の十三回忌までは続けようと思っています。
さて、平成30年5月16日現在で、1578通です。