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 こんにちは。こんばんは。おはようございますの方もいらっしゃると思います。中学入試プロ家庭教師の理系の達人です。久々の更新になります。

 現在、私の著書(参考書・問題集)が発売中です。私がどのような指導をしてるのかのご参考になると思いますので、一度手に取って頂ければ幸いです。内容は小6の9月以降を想定した内容になっておりますが、最難関校を目標とする小5生でも解ける内容になっています。実際の入試の落とせない問題の難易度を知っておくには最適だと自負しております。

 

 

   

 全国の超難関校で繰り返し出題されてる平面図形の問題の考え方を自ら使いこなせることを目的とした問題集です。超難関校対策とありますが、あらゆる受験生に必要な考え方が掲載されており全ての受験生が必要とする問題や情報が書かれた問題集となっております。解説部分は無機質な解説でなく、講師が前に立って授業をしているかのような感覚になることを目指して作成しているので、その問題の取り組み方や問題の背景、そして解説の際にしゃべることなども書かれております。

 

今回は小5サピックス生(新小6)の冬期講習の算数の効果的な学習法についてお話をしていきます。カリキュラムは以下の通りになります。

 

F51-01 数に関する問題

F51-02 平面図形

F51-03 比と割合

F51-04 速さに関する問題

 

 カリキュラムが進む形になっていいるのはいつもの通りです。理科は電流と磁界を、社会は日清戦争からとカリキュラムが続いていくので気が抜けません。

しかし、冬期講習は算数4回、国語4回、理科2回、社会2回の授業で且つお正月休みもありますので夏期講習程きつくは感じないはずです。2学期の方がむしろきついイメージです。比較的時間が取れるからこそ、内容の濃い2学期の内容を総復習するのも適しています。

 

 算数に関しては、日々の計算練習も行っていくのは当然です。基礎トレ以外にも計算問題のみを行うようにして計算力に磨きを掛けていって下さい。語彙力がないと感じる場合は漢字練習も実践的なものを行い、その意味を調べることまでして、語彙力を増やしていくようにするのが良いと考えます。以下のようなものを扱ってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

それでは、具体的なサピックスの学習方法について、2つのケースに分けて話をしていきたいと思います。

 

ケース1 先取りをしている場合

 α、アルファベット上位の方はほとんどの方が先取り学習が現段階で終了していると思いますので、冬期講習の算数の内容のほとんどが復習になります。理科は物理や化学の典型計算問題の演習を、社会の歴史の現在までの総復習(ある程度定着している場合は年表型の縦に歴史を切った問題に取り組むのも良いと思います)を行う時間にも割けると思います。また、社会に関しては最近の入試では時事問題がかなり出題されています。時事問題に関しても取り組んでみて下さい。それにより、来年の、時事などにも目を向ける様になります。時事問題に関しては、サピックスと四谷大塚の2択になると思います。勿論、両方とも行うのも良いと思います。紙面の見やすさは四谷大塚、問題の作り込まれ具合はサピックスといったところでしょうか。

 

 

 

 

 算数に関しては冬期講習内容の先取り学習の定着が甘かった単元があった場合はそこの演習問題を解いていき(やや難しい問題を解いていく方が効果が高いと思います)、さらなる定着を図るようにしていくと良いでしょう。N進法などの問題は出方が決まっていますので、変則N進法などの問題にもチャレンジして行ってみて下さい。平面図形、比と割合はもうおなじみの単元ですので小6を見据えてより難易度の高い問題にチャレンジしておくと後々楽になります。特に女子校等では平面図形の問題で合否が決まるケースもあります。女子は特に徹底的に平面図形は強化しておくべきでしょう(但し、桜蔭や豊島岡志望者は立体図形も出題されています)。速さに関する問題はサピックスでは余り扱うことのないダイヤグラムの解法が正しく出来ているかのプロセスを今一度確認しておくと良いでしょう。難関校になればなるほど速さの問題はダイヤグラムで解いていく問題が出題されます。改めて正しい解法が出来ているかのチェックを行って下さい。

 以上より、先取り学習をしている場合に関しては算数は復習になりますので、現在サピックス以外に進めているものを進めていく時間を作るべきです。『算数プラスワン問題集』などは一通り終えていてスラスラと解けるようになっていることが望ましい状況です。その上で入試で出題される典型的な問題を中心に演習を行う時期になります。例えば、サピックスのスタンダード(7単元分全て)やサピックス偏差値50付近の学校の過去問に取り組んでみても良いかもしれません。過去問はサピックスで販売している有名中学入試問題集や日能研の銀本などを用いて演習をしてみると良いと思います(但し、銀本は解答しか載っていないのでどうしてもわからない場合は保護者の方の解説が必須となります)。

 

 

 

ケース2 先取りをしていない場合

 では、次に先取りをしていない場合に関してですが、こちらに関しては普段からお伝えしている通りの繰り返し復習を行っていく学習になってくると思います。サピックスの冬期講習は午前中のみになるので午後の時間はフリーになります。その時間で各回の復習を行っていきます。

例えば、12/26に算数の授業があったとします。やはり、繰り返しの学習で定着させていくようにさせていくのはいつもの通りになります。

授業(デイリーアプローチ) 1回目 12/26

  ☟

デイリーアプローチの復習 2回目 12/26

  ☟

テキスト 確認A〜D 3回目 12/27

  ☟

ウィンターサピックス 4回目 12/28

 

というように間隔を置いて学習を進めていくようにすると毎日学習することが出来て学習の効率が良くなります。勿論、2学期に行った内容で定着の弱い単元があればそこの部分も復習していくべきです。マンスリーテストの結果などと照合して、苦手単元を事前に確認しておくと良いと思います。

 

 また、中学受験生といってもやはり小学生です。お正月などもあったり気が緩むのはある程度仕方がない事です。気を緩めさせないためにも冬期講習〜1月の目標を設定することによって学習のモチベーションを維持させていく方が良いでしょう。ここでの目標は1月の組分けテストになると思います。1月組分けテストで高得点を獲得して、少しでも良い小6のスタートを切れるようにと話をしてあげてみて下さい。入試というのはまだ余り実感はないと思いますが、実はもう400日程度しかありません。これを学校やサピックスがある事も考えて、1日3時間自由に勉強出来るものとして、一科目辺りの学習時間を計算すると、

 3時間/日×400日÷4科目=300時間

となります。日数にすると12日位となってしまいます。実際には夏休みや入試直前の学習時間の増加によりもう少し増えると思いますが、もう余り時間がないというのは事実です。少し緩んでいる様でしたら、気を引き締め直させた方が良いと思います。お子様を何故勉強をするのかという所をしっかり納得させることさえ出来れば自主的にやるようになります。実はこういった部分が大切であり、勉強を教えるだけではない親としてのサポートに当たる部分だというのが私の考えです。

 

 また、新学年に向けての家庭教師の御依頼も現在募集しております。指導開始は2月からになってしまうと思いますが、冬期講習期間〜1月には体験授業(体験授業でも授業料を頂いておりますが、2時間以上は指導致します)+無料学習相談を行わせて頂きます。その上で2月までの学習のサポートを行わせて頂きます。何かありましたら、すぐに対応させて頂く環境が整っております。お気軽にお問い合わせ下さい。また、詳細は以下の家庭教師募集要項を御確認下さい。

 

 また、学習相談や家庭訪問も致します。交通費と相談料という形でお金が発生してしまいますが、学習を大きく方向転換させることが出来ると思いますので、ご検討頂ければと思います。合わせて体験授業も行っておりますので、こちらに関してもご検討頂ければと思います。

  学習相談 5000円/時+交通費

 体験授業 7000円/時+交通費

で承っております。

 ※体験授業をお申込みの方に関しましては、学習相談は無料でやらせて頂きます。

 

 どちらにせよ言えることは、入試を塾だけでは乗り切れるのはごく一部の超優秀生だけです。つまり、塾任せにするのではなく、必ず 保護者の方がサポートをする必要があるというのが中学受験で成功するための秘訣です。

 そして、合格する御家庭は必ず何かしらの手を打っています。これは絶対に他人には漏らしません。保護者の方自身で模索するしかないのです。御子様が頑張っている中で保護者の方も裏方に徹しないといけません。御子様以上に保護者の方も頑張らなくてはなりません。つまり、合格するのは塾の力などではなく、御家庭の力なのです。私などはただのきっかけにしか過ぎません。

 

 今後は難関中の算数や理科の出題傾向や過去問の解説(これはアメンバー限定にすると思います)やおすすめの参考書や問題集などの記事も出していこうと考えております。無言申請は受け付けませんのでご了承下さい。

 

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★著者紹介★

 中学受験専門のプロ家庭教師(算数・理科)。大手進学塾時代は高い合格率を残しておりその合格率は85%を超える高い合格率を残してきた。合格率1位になることもあり、講師アンケートにおいても1位を獲得するなど高い評価を得る。その傍らで、志望校別コースの算数科目責任者を歴任し、テキスト作成や模試作成なども行っていた。高校入試においても大手塾在籍時には早慶高校附属の合格率が92%という高い数字を残している。算数、理科どちらの科目でも優秀な結果を出していた。

 家庭教師においては90%以上の高い志望校合格率を誇り、どこの学校にも対応出来る講師。難関校入試に特に強く筑駒、開成、麻布、駒東、聖光、栄光、桜蔭、女子学院、雙葉、フェリスなどに関しては極めて高い成績を残している。勿論、それ以外の学校の対策も万全に行う自信と経験を持っている。

 

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