2021/10/11追記:結果が届きました!

 

先日9月16日(木)、仕事の残件が溜まりまくってるのは無視して小田原まで行き、神奈川県の狩猟免許試験(わな猟・第一種銃猟)の受験をしてきました!早速試験当日のお話をしたいところではありますが、試験の前によく開催される事前講習会も地味に重要なので、時系列順に講習会のお話からしていきます。

 

ちなみに本当に手順が多いですし、地味に費用もかさみます(私の場合総額4万円くらい)。その費用の出処の説明もしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだこのタコハゲ、画像貼り間違えた?と思うでしょう。超個人的な話になっちゃいますが、実は神奈川県地域限定保育士試験の2日目の午前中に精神科へ行き、精神的な異常がないことの診断書の発行をお願いしてたんです。この診断書がないと出願できません。既に銃を持ってる方なんかはなんか銃の書類?だかで診断書は免除されますが、初受験で銃持ってる人なんていないでしょ。多分。

 

ここで診察費8800円+診断初代4400円=合計13200円がまずかかりました。自費診療なので全額自己負担なのが地味に痛い…

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、事前講習会の申し込みのためにとある銃砲店さんへ行き、申し込みと同時に狩猟読本と例題集を受け取りました。ちなこれも保育士試験の日に行ってましたw

講習会の申し込み費用は全て税込みで次の通りです。

  • 1種目:10000円
  • 2種目:13000円
  • 3種目:16000円
私はわな猟と第一種銃猟の受講をするため、13000円を支払いました。
 
「講習会って必要?」と思う方もきっといらっしゃるでしょう。身近に装薬銃の分解・組み立てや銃の扱いを教えてくれる人がいるとかでなければ素直に申し込みましょう。そうでないなら絶対に必要って言えます。その理由は次お話します。
 
 
 
 
 
 
 
そんでもって講習会の日です。私は9/5(日)に開催の会を受講しました。大概、試験の免許の種類に合わせて講習会もその種目についての講習会が開催されるので、できれば試験当日に一番近い講習会を受けるのがいいでしょう。
 
講習会のタイムテーブルは以下の通りです。当日は若干前後したりはしてましたが、概ねこの通りに動いてました。
  • 9:30~10:40 法令
  • 10:50~11:30 猟具
  • 11:40~12:20 判別1
  • 13:20~14:00 判別2
  • 14:10~    実技
法令~判別2は座学形式で講師を務める猟友会の方のお話を聞くというスタイルです。地味に筆記試験で問われる重要なポイントを一気に説明していただけるので、かなり筆記試験対策の助けになりました。
最後の実技は、文字通り試験で扱う猟具を、試験で問われる流れそのままの通りに扱えるという時間です。講習会の真価はここにあります。「こうすると減点」という行動もちゃんと指摘していただけます。自分が納得できたタイミングで各自解散という形なので、好きなだけ猟具を触れます!
 
あと地味に、この講習会で扱える猟具はなんと試験で扱う猟具そのものみたいなんです。公式カンニングってレベルの講習会なので合格率を一気に上げるためには参加必須でしょう。
 
 
 
 
そしていよいよ試験当日!この回は小田原合同庁舎で行われました。遠いなw
午前に筆記試験と適性検査、午後に合格発表があって合格者のみ実技試験を受けるという日程でした。ちなみに受験料は1種目ごとに5200円、私は2種目なので10400円でした。支払い方もちょっと独特で、出願用紙に神奈川県の収入証紙を貼るという形です。入手難度が高そうですが、横浜駅近くの金券ショップで普通に売ってました。
 
午前の筆記試験は問題が回収されちゃったので具体的にどうこうは言えませんが、問題集を1週ざっとやっておけば合格は間違いないレベルでした。そもそもそれほど難しい試験ではないので、講習会で聞いた重要なポイントをしっかり押さえれば大丈夫だと思います。
 
2種併願の人は制限時間90分で、30分過ぎたら途中退出可なのですが、36問あって10分で全部解き終わりました。もう合格ラインは超えたって感触でしたが、暇なので見直しなり昼飯どうすっぺ?とか考えるなりして30分になるまで待ち、そそくさと退出して適性検査を受けました。
 
この適性検査ってのもまたガバガバで、聴力・運動能力・視力を測る試験なのですが、聴力は名前呼ばれて返事できたら合格です。それでいいのかよw
運動能力も、試験官に合わせて屈伸、手指の折り曲げ、腕を軽く回すなどして問題なければ合格。視力検査もいつものスタイルなので適性検査はもう全く心配しなくていいです。
 
適性検査も終わり、合格発表までしばらく時間が会ったので小田原の街でちょこっと遊んでました。私、アソビシテル!(赫くん)
 
 
 
散歩して彼岸花キレイダナーとか思いながら会場へ戻り、合格発表の時間が来ます。まぁ予想通り合格していたので実技試験に移りました。その試験の前になんと講習会でお会いした猟友会の方が再度銃の分解を説明していただける時間がありました。もう合格させる気しか無い雰囲気w
 
30人くらいの受験者がいて、5~6人の組で呼ばれてわな猟→再度控室に戻りまた呼ばれるまで待つ→第一種銃猟の順番で実技試験があったのですが、待ち時間がだいぶ長く退屈でした。その間に狩猟鳥獣の復習なんかもしてましたが、後半は飽きてぼーっとしてました。
 
簡単に、実技試験では何をやるのかの説明をしていきます。
 
 
 
わな猟の実技試験
まず、わな猟の出題範囲になっている狩猟鳥獣・非狩猟鳥獣について、1枚5秒で紙芝居のように写真を見て、狩猟できるならその動物の名前を書き、非狩猟鳥獣であれば×を書くという試験を16問解きます。1問間違えるごとに2点減点です。ちなみに実技試験の合計が70点以上で合格なので、これを全部外すとその瞬間不合格です(第一種銃猟も同じ持ち点)。
 
次に、6個わなが置いてある部屋へ移動し、その6個のうち使っていいもの・使ってはいけないものを判別する試験があります。1問間違えるごとに5点減点…ですが、どう考えても間違えようのない必勝法があります。あんま大きな声では言えないですが、講習会を受けると分かると思いますw
 
最後に、実際にわなの架設を行います。くくりわなと箱わなが置いてありますが、箱わなだけ架設します。なんでくくりわな置いてあんの?w
いくつか減点項目がありますが、まぁ講習会受けてればここまでノーミスでいけるでしょう。これで終わりです。
 
 
 
第一種銃猟の実技試験
わな猟とは逆で、先に銃を扱う試験をやります。手順書くとめんどいのでぜひ講習会を受講しましょう。次に例の紙芝居形式の判別試験もあります。わな猟と一緒なので説明は省きます。
 
その後に銃猟の試験特有の、目測で距離を測る試験があります。今回は窓から外を見て、それがどのくらいの距離にあるのか答える試験がありますが、答えるべき距離は10m,30m,50m,300mだけと決まっています(第二種銃猟は10m,30m,300m)。30mと50mがちょっと難しいかも?と心配していましたが、幸い小田原合同庁舎から見える風景はスケール感が分かりやすく、間違えることはなかったです。1問ミスると5点減点。
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなこんなでなんとか無事試験を終えられほっとしました。手応え的にも合格だと思うので、合格発表までのんべんだらりと生活します♡
帰りは贅沢にグリーン車に乗って酒飲みながら帰りました。そろそろ外で酒飲みたいなぁ…
 
 
 
まずなんで狩猟免許取ろうかという発想に至ったかと言いますと、これまた興味関心100%です。ハンター保育士なんかカッコイイじゃんとかそういうノリw
勉強の過程で結構鳥の種類を覚えることができました。私はよく小さめの山にハイキング行くのが好きなので、多少なり鳥や動物に詳しくなってアウトドアでの楽しみが広がったという思わぬ効果もありました。
 
最近はハンターも高齢化し、害獣の駆除を行える人はいつでも必要となるはずなので、趣味としてももしもの時のためにも、そして話題性もあると思うので持っていて損はないでしょう。私は今回得た知識を活かし、自然観察やジビエ料理などどんどん外で遊んで自然をいろいろな角度から楽しみたいと思います!
 
 
 
 
 
 
 
 
新生の未来へと希望を託すために。
「この植物はなんていうの?」「え、ハッシーですけど」