深山家のふしぎ・・・。 | Maria's Day Watch

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りかやま にお引越し。

やんごとなき一族(フジ)の話。

 

深山家は大金持ち、大邸宅(CGが雑なのは、わざとなんですね、きっと)、使用人が数えきれないほどいらっしゃる。一般的には、こういうご家族、お食事は全員座ったまま何もせず、すべて使用人が調理からサーブ、終わった食事の食器を下げる(上げ膳据え膳)、飲み物を用意する、等々を行う、つまりお世話しまくる、そのために雇われている。

 

深山家は、何故か当主の妻が、まるで一般家庭の主婦のように立ち振る舞う。一度、何か理由を語るセリフがあったように思うが(心を込めて料理する、のような)、それにしても、使用人が全員隅っこに並んで直立姿勢のまま、な~んもしない、ただ見てるだけ、って。

 

ところで、『愛人がいて当たり前』の流れ、イギリス王室を思い出してしまった。ダイアナ妃が夫、チャールズの不貞に傷つき、心を病み、メディアのインタビューに応じてしまう。世界中に知れ渡り、タブロイド紙のみならず、暴露本まで出版された。世界中の多くの人(私を含む)がダイアナさんに同情したと思う。

 

ダイアナさんが亡くなった後、実話を基にした、という映画(ドラマ?)を見た。これは、王室サイドの話で、エリザベス女王が、息子の体たらくより、ダイアナさんを責め続けていたことが印象に残った。

 

理由は。王室の人間は、ゴシップ記者に何を訊かれても、にっこり笑って、『何のおはなし?』ってとぼけるべきなのですと。王室だけでなく、貴族(って今は言わないか)、社交界の面々も同じらしい。タブロイド紙が勝手に書きまくるのは仕方ないが、『事実ですか?』と確認されても、明らかにしないものなのだそう。

 

エリザベス女王によれば、『愛人のひとりやふたり、何ですか。ぺらぺらしゃべってみっともない。あの娘は王室に嫁に来る、という心構えができていなかった。』のだそうだ。だから、世界中の普通の家庭の人々がダイアナさんに同情するなか、英国では、王室のみならず、お金持ちの皆さんは、全く逆の感情を持たれていたそう。

 

ダイアナさんが亡くなったとき、王室ご一行は避暑地でバカンス中だったのだけど、一報が入っても、女王は、『ロンドンに戻る気はない、ダイアナはもう家族ではない、対応する義理もない。』と冷ややかだった。(義理はあるよ。孫である王子たちの母親なんだから!) 首相になったばかりのトニー・ブレア氏は、女王を説き伏せ、バッキンガムに戻らせるのに大変だったらしい。(たしか。イギリス国民の多く、金持ち以外は世界中の人と同じ、ダイアナさんに同情してるから。あんまり冷たくしていると、そのうち王室はいらない、税金の無駄とか言われます、みたいな・・・。)

 

深山家から、だいぶズレてしまいました。や、お金持ちの世界、って。ようわからんね。玉の輿が幸せか、よ~く考えてみよう。