鉄は熱いうちに打て | 月曜日のリカ

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私の父は鉄を加工する会社を友人とやっていました。
 
私が生まれる前に、大手精密工場を退職して会社を立ち上げました。
 
長野の田舎の小さな町にある小さな工場だったのですが
 
私はけっこうその工場に行くのが好きで
 
遊びに行くと、鉄を熱で打つ音が聞こえ、
 
危ないので近くに行けないのですが、遠くからでもその「熱さ」を感じていました。
 
工場の外には鉄くずが置いてあって、そういう鉄を集めたりもして遊んだりもしました。
 
私は絵を描くことが好きな子供でしたが、鉄を使って何かをするのも好きでした。
 
大人になってからも
鉄を使ってのアートを見るのが好きだし、
 
鉄に関わることが結構好きなのです。
 
それは父の影響だと思っています。
 
 
 
 
そして、今でも鉄を見ると、

心の奥から熱くなるものを感じることがあります。
 
 
 
 
 
 
父と友人は60歳前に工場を閉鎖。

もう会社勤めはしたくない!!って言って早々リタイア。
 
兼業農家だったのを、農業1本にして、現在は「高原野菜を作るおじさん」として
 
観光客や地元の人のために、サービスエリアや直売所で野菜や果物を売っています。
 
POPもパッケージも自分でやっています。
 
(私一応元デザイナーなのでやってあげたいんだけど、やんわりと断ってくる爆  笑爆  笑
 
大人気で完売してしまうため、私のとこには送ってきません(笑)
 
 
 
 
今でも、鉄を見ると、鉄を熱で打つ、あの父の姿や、火をさわってもなんとも感じない
 
タバコを指で消していた
 
父のごつごつした手を思い出します。
 
当時の父の指も爪も黒くて、ごつごつしていました。洗っても洗っても黒いのが取れないのです。
 
鉄と仕事をする人の手だなと思って見ていました。
 
 
 

母は結婚してすぐに大手工場を辞めた父の決断を今でも悔いる言葉を言ったりしてるけど、父にとってはあのときが
走り出す「タイミング」だったのかも
しれません。

 
「熱」をテーマに書かれた
 Garryの詩を読んで、何となく父のことを思い出したりしました。
 

Garryの紡ぐ言葉は
あの工場で響いた「鉄の音」と
「熱さ」を甦らせます。

 
 



 
鉄は熱いうちに打て
 
 
 
 
 
 
5人が置かれている状況も、
 
5人が持っている技術も、
 
5人の心にある志も、
 
5人が今走り続けている時代も
 
その「熱」で打つ5人の鉄はどんなものにも変化できるだろうと思います。
 
まさに今、この熱さだからこそ
次に飛び出していける。
 
 
Garryの目に映る炎
5人全員が灯す熱い火、
見逃すことなくしっかり目をひらいて
見ていきたい。



明らかに特別な存在。

応援できることが幸せです。

そう思う、HiHiJetsのananでした。



初表紙おめでとう。
 

 

 

写真もテキストも素晴らしかった。