いろいろなタイプの生徒さんが

通ってくださっています。


小学6年生のある生徒さんは

以前から

弾き始めるとき

慎重になる様子が見られました。



6年生に進級したころから

さらに


以前より

弾き始めるまえ

時間がかかるようになり


私は


きっと、どう弾こうか

頭のなかで考えているため

なんだろうなぁ...


と思っていたんですが


他にも

思い当たることがあったので


生徒さんにはきかずに

まずはお母さんに

こっそり

ご相談させて頂いたんです。




お母さんのお話によると

やはり、生徒さんは


どういうふうに弾こうか?

テンポはどれくらいがいいか?

とか

気になって

緊張もあり慎重になるようだ


とのことでした。



お母さんが生徒さんに


もっとリラックスして弾いても

いいんじゃない?


と、アドバイスを

してくださったことで


それ以降は


以前より時間をおかずに

弾き始めることが

できるようになったのですが...



実はね


生徒さんと同じことが

うちの娘にも

あったんですよ。


娘が

ちょうど生徒さんと同じ

小学6年生のときだったと

思います。


娘は当時

私が学生時代から

ずっとお世話になっていた

厳しい先生に

通っていたんですが


ある日レッスンから帰ると



今日ね... 先生から...

考えてばかりいないで弾きなさい!!

って言われた...



と。 


先生はいつも

超ド直球でしたから

娘にハッキリ

おっしゃったんでしょう。


そして先生はこのあと娘に

こんな話も

してくださったようです。


(ドイツのお話だと思います)



ムカデの子どもが

出かけようとしていた。


ムカデのお母さんは

「いってらっしゃい。」

とムカデの子どもに声をかけた。


少し時間が経ってから

ムカデのお母さんが

玄関に行ってみると


ムカデの子どもは

まだ出かけずにいた(驚)


「あなた!まだいたの?」


お母さんが驚いて言うと

ムカデの子どもは


「だって、どの足から靴を履くか

考えていたんだもの。」




考えていても

行動しなければ物事は進まない。


頭の中で

どんなにしっかり考えても


弾かなければ

ピアノは音は出ない。


厳しくて怖い先生だったけれど

ユーモアある話を聞かせてもらえて


それ以降、娘は

思いきって弾き始めることが

できるようになったようです。



私も、

よく思うことなんですけれどね


リラックスして弾くことは

大事だと思います。


そして

リラックスするためには


弾き始めるときに

頭のなかで考えることは

最小限で済ませ、

弾き始めたら

身体が勝手に

イメージ通りに弾いてくれる

ようになるまで

練習する



これが必要なんですよね、

ピアノは。



練習あるのみ!


生徒さん

音譜がんばってくださいね音譜


ハナミズキが紅くなってきました