私の教室では
入門レベルのレッスンは
未就学児で習い始めた生徒さんと、
小学生以上で習い始めた生徒さんとで、
内容が少し違います。
未就学児で習い始めた場合は、
12長調(明るい調)と
12短調(暗い調)の
合わせて24調を
入門レベルのレッスンで
学習してもらいます。
なぜ12なのかと言うと、
もちろん
音の種類は12個だから
ですね
入門レベルの最後のレッスンで
12長調
ハ長調(Cメジャー)
ト長調(Gメジャー)
ヘ長調(Fメジャー)
ニ長調(Dメジャー)
イ長調(Aメジャー)
ホ長調(Eメジャー)
変ニ長調(D♭メジャー)
変イ長調(A♭メジャー)
変ホ長調(E♭メジャー)
変ト長調(G♭メジャー)
ロ長調(Bメジャー)
変ロ長調(B♭メジャー) と、
それぞれの短調(マイナー)12個の
基本ポジション(手を置く場所)で
ハーフスケール(5音の音階)と
Iの和音、属七の和音が
暗譜で弾けるか?
レッスンで弾いてもらいます。
双子のYちゃん
2週間かけて今まで習った24調を復習し
スラスラ弾いてくれました。
もうひとつ
12枚ある調号のカードを見て
それをグループごとに分類すること。
グループ1(ハ長調・ト長調・ヘ長調)
グループ(ニ長調・イ長調・ホ長調)
グループ3(変ニ長調・変イ長調・変ホ長調)
グループ4(変ト長調・ロ長調・変ロ長調)
これは
Yちゃんが実際に分類しているところ。
脱線しますが
双子のAちゃんYちゃんのお母さんから
「ピアノのレッスンって
どれみだけではないのですか?なぜ
ABC(イギリス音名)も
覚えるのですか?」
と質問されたことがありました。
もうお分かりかと思いますが
調の名前は
〇〇長調(短調)などの日本音名
または
〇メジャー(マイナー)など
イギリス(英語)音名を使った
呼びかたなんですね。
(他にドイツ音名などもあります)
ちなみに、このような
12長調12短調を習わなくても
楽譜の読みかたさえ分かれば、
ハ長調またはイ短調の曲だけなら
弾くことができます。
でもこれって意外と少ないんです。
先日のピアノの発表会で
生徒さんたちが演奏した27曲のうち
ハ長調またはイ短調の曲は
7曲だけでした。
他の20曲は、調号に♯や♭がつく、
ハ長調イ短調以外の調でした
Yちゃん入門レベル修了し
初級にステップアップです。
そして3冊修了
おめでとう