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今回は読書感想文のテンプレで
今年に入ってから個人的に刺さった本
について書いてみます。

先にお伝えしておくと、万人受けする
気楽に読める内容の本ではありません。



単刀直入にいえば

「自分自身、または家族や身近に
不登校、ひきこもり状態にある人、

長年にわたり病気(特に脳機能障害、
発達障害、境界知能、
うつ病などの精神科系を含む)
で家に籠りがちな人がいて、

そこから社会復帰の方法を
模索している人」


「福祉や精神科医療、メンタルケアの
お仕事に従事されている
福祉士さん、心理カウンセラーさん、
心理師(心理士)さん、看護師さん」など


には、一個人の克服までの過程が
分かる体験記として
参考材料になるかと思います。




「上記のような状況から
就職や結婚といった形に
おさまるのは難しくても、
裁量内で自分の人生を切り拓くこと

を目標に据える人にも。


本日の読書感想文




​「スイングバイ」


​感想


一言でいうと、とても正直な本だな

と感じました。


引きこもりからの社会復帰の現実が

当事者目線で描写されているという意味で。


地方TV局のYouTubeで糸井さんのこと

を知って購入しました。


現在は過去のご経験を活かし

福祉の現場で働いておられます。


糸井さんは講演会やTVなどには出演されて

いますが、私が調べた限りでは

SNSやブログはやってらっしゃらない

ようです。



読む人の立場によって見解が分かれる本

だとは思います。


私も過去に病気と誤診、薬漬けで

動けなくなったことから

やむを得ずひきこもりを経験しましたが、


同様に引きこもりを乗り越えた

当事者から見ると好印象です。⁣

他にAmazonでレビューを書き込んで

いる方もおっしゃる通り、


糸井さんの社会復帰に至る道のりは

かなり茨の道です。


そのために費やした自己投資額も大きく、

さらに社会復帰してからも

婚活などで苦戦されているのが伺えます。⁣

確かにいま引きこもり状態にある方や

ご家族の方が見たら

「こんなに大変なのか」

「だったら今のままで…」

と思ってしまうかもしれません。⁣


ですが経験からいえば、

病気や障害を伴いながらの

寝たきり、引きこもりから社会復帰するには

かなりの覚悟とエネルギーを要します。


糸井さんに比べればおこもり期間が短く、

通院時などに外出していた

私でもそうでしたから。⁣



さらに糸井さんが引きこもり生活に

終止符を打ったのは30代に突入してから。


アラサーからの社会復帰は本当に大変ですよ。


同世代はもう仕事に慣れ、

結婚し子育ても始めている人が多い。

そんな中での人生やり直しですから。


本の中に「痛みは痛みで消す」

という糸井さんの言葉がありましたが、


事実「苦痛や不甲斐なさ、ストレスを

伴ってでも現状から脱出したい」

という気持ちが強くなければ

アラサー以降の社会復帰、

健康状態が良くない人の社会復帰

は出来ないと思います。



また現実的なことをいえば

どれだけ自己投資できるお金があるか

も立て直しのスピードにかかわって

くるかなと思います。


できるだけリカバリーに必要な要素には

投資したほうが回復しやすくなるのは

事実です。それは経験からも感じます。⁣



お金をあまりかけずに

成功したいなら、時間と体力を

費やすしかないわけで。


そもそも、それが出来ないのもあって

篭りがちになるわけであって。


再現性の点でいうと

人によって掛けられる金額の幅が

違ってくるのが悩ましいところですけどね。


夢のないことをいってしまえば、


病気や障害がある人の社会復帰には、

本人の覚悟と努力はもちろん必須だけど

ある程度のお金や情報、周りの協力も必要


だということでもありますね。


持病、障がいがある人の婚活の実状も含め

この本はそれらをリアルに言語化

してくれていると思います。


大手メディアが「頑張ってる障害者」

を報道する時、どうしてもその性質上

綺麗な面を切り取る傾向があります。


蚊帳の外から見て誤解している

市井の人が少なくないのは

それもあってのことですね。


理解のあるパートナーや家族、

職場が出てきたり、本人が

ハンデを上回るほどのスキルや

魅力を備えていたり。


現実的には「理解のある人」に

恵まれる人ばかりではないし、

お金で解決できる問題もあります。⁣




だから結局は⁣

現実の厳しさを知って受け止めた上で、

自分(あるいは家族、知人、支援者)

ならどうしていくか。


同じようにすることは

出来なくても、「自分ならどうするか」

を考えるきっかけとして良い本

かなと思います。





(地元 札幌で撮った春の風景 ₊⁎)




…と、夢のない厳しい感想に

なってしまいましたが、


今ひきこもり、寝たきりの状況下にいる

当事者の方やご家族の方に

少しでも参考になれば嬉しいです。


お読みくださってありがとうございました。





体調不良がある人にもおすすめ


少しでも体調を整えるには

栄養のある食事も大切。


とはいえ

フラフラする日のお料理、買い出し、

後片付け。きついですよね…


野菜を摂りたいけど

葉野菜は日持ちしないものが多いし。


冷凍庫にこういう栄養ストック食が

あると心強いですよー (๑˃̵ᴗ˂̵) 







あまり外に出てお買い物に行けない人の
救世主といえば…!の楽天市場。
重い物、大きい物も運んでくれるのが
ありがたすぎる。

家具は組み立て代行までしてくれる
物を選べば、体力的な負担も
少なく便利ですよ (◍•ᴗ•◍)


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