最近よく耳にする

「かえるかげんしょう」

 

グリム童話の「蛙の王(子)様」に由来し
ずっと好きで恋焦がれていた男性が

こちらを振り向いてくれた途端に

相手のことを「気持ち悪い」とすら

感じてしまう現象」のことらしく

最近こういう女性(ほぼ女性だそうです)が

後を絶たないのだとか…

 

「蛙化って何が?王子様元々蛙やったやん」とか

「このお話の最後はハッピーエンドなのに」
「こう言う女性って他にもいろいろ問題多い」
などという話題はこの際、横においといて…

この現象に近いことが…

実は受験成功組

結構な頻度で見られるのです。

 

 

 

あれほど憧れ、恋焦がれて
そのために来る日も来る日も闘い
ようやくつかんだ合格…

その日は親子で喜びを爆発させたはず…

なのですが


ちょうどGWが明けたころから
「こんなハズ

じゃなかった」
的な言動や学校批判が目立ち
不登校気味になったり早退してみたり…

細かく聞いても要領を得ず

とにかくイライラ、グジグジ…

挙句

中間考査の結果を受けて

(まあいいわけありません)
本格的に不登校。
親御さんが途方に暮れてしまわれる…

 

それがよく見られるパターンです。



全く拒否で電話すらできなかった子も

当然いらっしゃいましたが

話すことのできたケースを振り返ると

ある共通点が揃って出てきました。
 

それは

「本来の第一志望ではなかった」

ということ…

 

聞けば聞くほど、あまりの「揃い方」に

正直私のほうが驚いてしまいました。

(明確な理由があるのは流行りの蛙化と

異なる部分でもあります。
あ、ほぼ男児っていうのも…)

 

 

もちろん受けるときは「第一志望」でしたし
そこに向けて全力を尽くしていたと思います。
でもよくよく聞いてみると…
それは「秋ごろに軌道修正した」学校。
5月頃は「違う学校」を掲げていたケースばかりでした。

「それでも納得して適正な進路を選んだ」
はずだったのになぜ…

 

それは合格後
目や耳にするもの

が原因でした。

 

入ったときは何の問題もなく

ご家族一丸で大団円…だったんです。
しかしそのうち聞こえてくること
目にするもの…が心を惑わせ始めます。

 


・自分と同等もしくは下と

思っていた子が

憧れの学校に入っていた

 

・自分より下だと

思っていた子が同じ学校にいた

 

 

揃いもそろって…

この理由がきっかけになっていました。

 

 

 

 

相手の子は頑張ったのだと思います。
しかしそれはなかなか表には見えません。

 

さらに最初にもった印象は

なかなか消える、変わる性質のものでは

ないのもまた事実です。
(例:振った相手がまだ自分を思ってる…

なぜかオトコが大半なオメデタイ着想です)

 

 

 

かくして…

今の自分の

『過分に近いはずの待遇』が

色あせて見えてくる…

で不満蓄積…
 

けれど
似かよった成績の子が

集まった私学では
カンタンに成績が

上がるわけはなく

逆に油断すれば転落必至

 

で、おもしろくなくなる
→行きたくなくなる…
もれなくこの図式でした。



先の話に聞こえますが
来年の今頃…

蛙化したくなければ
今想う学校に向けて
この瞬間から

努力し続けていただきたいと思います。

 

まずは知識系のかためから…