Q:国立大附属中学の
学校生活は?
1次試験の点数は2次試験に
加算されるのですか?
A:附属のお話が続きますが
しばしおつきあいくださいませ。
附属中学校は
文部科学省の教育実験校として
実にさまざまな取り組みがなされます。
まずこの「実験校」の位置づけから
ご理解いただくべきかと考えます。
全国の学校教育に対しての提言なり
方針を提示するにあたって
その裏付けを構築するために
さまざまなトライアルが行われます。
そのフィールドが
「国立大学附属学校」です。
ですから
「文科省が理想と考える
子ども像」が求められます。
探求心旺盛で、自立していて
自学自習ができ、協調性のある
心身ともに健全な
「親子」…です。
そういう子でないと
「新しい取り組み」が
正常に働くかどうかがわかりません。
(そういう意味では昨今の
「附属」は特権意識を持った
ちょっとズレた親子が増えてます。)
附属の最大の魅力は
その設置目的に沿った多彩な行事と
充実した学校生活
さらには
レベルの高いクラスメートでしょう。
これはほんとうに素晴らしいです。
反面、教育実習などで
学習進度が維持できないことも多く
先に述べた自学自習能力が求められます。
正直、学校の学習に
何かを期待できる状態ではないのです。
多くの子は塾、予備校や
通信教材を併用しており
ズバリ言うと
「出来る子たちだから
生徒が務まってる」と言えます。
構ってもらえなきゃ
生きてられない
ような子は最初から
お呼びではない
のです。
学校に何らかの
アフタケアを要求するのは
学校の設置主旨から
考えればとんだお門違い
と考えるべきでしょう。
試験は一次選考、二次選考に
分かれていますが
一次選考の点数は
二次選考の得点に
合算されて合計点で判定
されています。
一次に合格した段階ですでに
スタートラインがずれてますので
全力で頑張ってください。
試験問題は定番中の定番…
過去問対策が絶対です。
徹底してやり込んでください。
どうぞよろしくお願いいたします。