Q:肩がこります。

 

A:肩こりが
中年以上のものだったのは
昭和中期の話…

いまや肩こりの低年齢化は
深刻で、小学生にも数多く
みられます。

学習の姿勢がよく挙げられますが
実際に背筋を伸ばしたまま
学習するのはかなり難しいです。

大半の場合は自ずと前傾姿勢になり
この時に背骨を柱として
背筋や首の筋肉には
かなりの張力が
かかりっぱなしになります。

これが肩から背筋の疲労に
つながることは確かにあります。

しかし
実際に肩こりな子を
調べてみると
成績や学習時間には
全く比例せず
圧倒的に
「寝転んで
ゲーム、スマホ、本」
の方が多いのです。
 
まずは
悪い姿勢での
「お遊び」を
やめていただくことから
かと思います。

あまり多くはないのですが
「左右の視力が極端に
異なっていたこと」が原因の
肩こりも散見されます。

これは前述の「寝転んで」が
先行してることが多いので
視力検査などと同時に
行動パターンの再点検が必要です。
 
肩がこると
疲労感、眠気、集中力低下
につながりやすくなります。

スマホ、視力は努力いただくとして
学習姿勢については「ひじつき」
やや改善できる場合があります。
 
日本の作法では
ひじつきはかなり
だらしないという扱いです。

もちろん食事中は
もってのほかだと思いますが…
学習中はどうかと言われると
必ずしも悪いとは
言えないと思っています。

机の高さが合ってないときに
ノートなどを押さえつつ
ひじから手首の部分を
机につけば
肩、背筋に対して
かなりの負担軽減
にはなります。

ご自分の机なら
高さ調節で何とでもできますが
学校などの共有部分の
机においては
ある程度大目に
見てあげてほしいと思っています。

ただ、ほおづえは噛み合わせの悪化
あごの変型なども起こしますので
ご注意ください。
 
症状は一般的なマッサージなどで
軽減されますが
お風呂でしっかり肩までつかるのも
大切です。

シャワーではなかなか
肩こりはほぐれません。

しっかり入浴時間を
とってあげてください。

よろしくお願いいたします。