Q:家庭教師の夏期講習の

見積りがスゴイ額で来ました

(ご質問より)

 
 
A:夏期の予約花盛りですね。
先般似たような内容を投じたのですが
ご質問がありましたので
少し突っ込んでお話しいたします。
 
関西の難関中学受験のサポート
出来る家庭教師になると
1時間1万円を切ることは
あまりありません。

プロと名がつけば時間3万円を
フンだくるのまでいるのがこの世界…
(もっともあまり高額なのは
なぜか根性論口だけ星人が
やたら多いですが…)

時間3万円がほぼ毎日来たら
夏期だけで100万円…
そりゃスゴイ額にもなります。
 
見積りと言うもの…
 
最近の自動車なんかもそうですが
目いっぱいのオプションを
盛り込んどいて
徐々にカットしていくことで
割安感を演出することが
少なくありません。

家庭教師や個別指導なんかも
そういう押しをするところが増えました。

だから不必要なところは
キッパリ減らしてもらって構わないのです。
その時に
「飛び飛びでは講師を選べない」
と言われることがあると思います。

有力講師はカタマリでないと
取らせてもらえない…
これは確かにあります。

看板スゴ腕講師を
一番忙しい時間帯の真ん中で
1コマだけ取られたら経営側は
たまったもんじゃありません。
 
カタマリで押さえてくださる方を
優先するのは人情かと思います。

ただ逆に言えば…
看板講師だから実力がつく
と言うのが正しいかと言うと
そうでもないのです。
 
学習効果は濃度×演習量です。

 
この濃度の部分を担うのが講師の役目
なのですが
平均的な講師の2倍のパフォーマンスを
発揮できる講師がいたとしても
たった2倍…
しかしお値段は2倍では止まらない
かもしれません。

としたら
そこそこの先生でも
時間数をかけたのには
勝てないことになります。

よく私は
塾や家庭教師を
化粧品に例えるのですが
高い化粧品をチビチビ使うより
一般的なのをこまめに
思い切りよく使う方が
効果は高いです。

講師を選べない…
と言われてそこだけ無理に連続で取って
妙な空き時間を作ってしまうより
計画最優先でどの講師でも
いいくらいにした方が
結果はうまくいっています。

あと、良心的な塾や先生ならば
相談の段階で「予算」を
仰っていただいてもいいと思います。

ウチでは逆に迷っておられる方には
お伺いするようにしていました。
そうすることでお互いに
「ここは譲れない」が出しやすくなります。

モンスターペアレントは
キモチ悪いですが、だからって
泣き寝入りもいりません。
 
せっかくの夏…有効に使いましょう。
よろしくお願い致します。