Q:子どもへの

NGワードってありますか?③

 
 
A:NGワードのお話
さらに続けます。

言っちゃいけないと
言われる言葉(文)で
ひどいものは
忘れた頃どころか
そこから先の人生を壊してしまうもの
すらもあります。

大人たちは大したことがないと
思っていても
勢いで言ってしまってても
子供たちはそれにこだわって
よすがにしてやってきた…
だから恨みつらみしか残りません。

挙句、最終的に
うまくいかないことのすべてを
そのせいにしてしまう…
 
残念ながら
「デキない子」には
そういう粘着気質が多く
そこからも出来もせず
モテもせず悲惨な運命
なります。
 
受験後不登校児のほとんどが
言われていたという
最悪の言葉のひとつ…
ご紹介いたします。

「凸凹中なんて
ダメな子の
行くところよ。
絶対許さないから。」

いわゆる他校批判というやつですね。
まだ輝かしい成績だったころの
お言葉でしょうか。

トップクラスの成績を取って
栄光は限りなく続くと
思ってしまっていた時期も
ありますね。

志望校へのモチベーションを
高く維持するために
鼓舞する必要もあったのでしょう。

しかし、成績とは相対的なモノ…
他の方が努力すれば
自分はそのままでも
ずり落ちていくのです。
どうなるかなんて
わかりません。

だから
志望校を
掲げるときに
そのすぐ下の学校に
ついては絶対に
コメントしては
いけません。
 
というか
普通は志望校以外の学校については
持ち上げる必要もない代わりに
マイナスコメントはしない方がいい
と思います。
「カンタン」とか
「チョロい」とかですら…

その言葉はそのまま
子供の口からこぼれ
学校で塾で…
間違いなく嫌われ者になります。

何とか合格すれば
カッコもつきますが
万一落ちてしまったら
それこそここぞとばかりに
ぶっ叩かれます…
言い出した母様ではなく
子供自身が…。

これは非常につらい…
学校に行きたくなくなっても
仕方ありません。
でもこれで叩く方を
批判するのは
お門違いです。
我が子が先に
やっちゃってるのですから…
 
だからNGなのです。

もう一つの問題は
志望校変更が
猛烈に難しくなる
ことです。

これはもう実に単純なことです。
この間まで
「ムシケラの行くようなとこ」
と罵倒していたところに
行きたいはずがありません。
 
それがたとえ古い噂に過ぎず
現在は全く違ったんだと急に言い張っても
先日まで憎しみに近い感情を
植え付けられていたとこに
行けるはずもありません。

「無菌ゴキブリなんです
美味しいです」と
急に言われても
普通食べることはできない…
のと同じです。

そこで最も適切であったはずの
進路をいくつか…
悪口言った分だけ失ってしまいます。

結果として
① 「罵倒していた学校以下の学校」
しか受けられない…か
② 志望校に突撃して玉砕…か
③ 無理やり「虫けら学校」に入れる…か

実際には
③を選んで不登校一直線に
なるケースが大半です。

彼らに聞くと入学して…
胸膨らませるはずの瞬間には
母様が叫んでいた
「罵詈雑言の限り」
を思い出しているそうです。

・ここの教科書、グレード低いんだ…
・ここの先生、ダメなんだ…
・こいつらみんなバカなんだ…
・今、あの中学校では何をやってるんだろう…

郷に入りては…
で環境に慣れられた子はいいですが
バカを見下していては当然友達もできず・・・
それでは楽しいはずもなく…
学校からどんどん遠ざかっていきます。

成長著しい思春期に
失望と怨恨しか心にない…

この言葉は
それほど罪が重いのです。
今日から…
いえ、今すぐおやめください。

よろしくお願いいたします。

次回はNGワード最終章
いよいよ最凶にダメな一言を
ご紹介いたします。