Ｑ：知能指数(IQ)を
測ってみたいのですが。
Ａ：その昔は小学校でも
行っていたIQテスト…
いつしか公立校では
行われなくなり
私立でも行われなくなり…
今や幼児教室の
入塾勧誘ツールみたいな
位置づけになってしまってる感が
あります。
前提条件があまり
理解されていないままに
「高いとすげ～」
という認識だけが独り歩き
していますが…
そもそもは
「実年齢に対して
判断記憶能力を軸とした
精神年齢がどれくらい高いか」
を表す指標で
ざっくりいえば実年齢と
計測年齢が一致したときを
IQ１００とし
計測年齢が実年齢の２倍だと
IQ２００となります。
ですから多くの計測テストは
事実上１５歳までしか
実測できません。
例えば４０歳で
IQ２００とかほざいてる方は
８０歳の判断力…
かなりヤバい人だと思いますｗ
また練習効果が出ますから
基本再受験は不可
１回こっきりです。
しかしこれまた悲惨なことに
精神状態がモロに数値に出ます。
不安だったりイライラしてたり
ヤル気なかったりしたら
２０くらい平気で落ちます。
でも１回こっきり…
ですから昔いた大手塾では
IQ計測だけは
事前申し込み不可でした。
開催日に
当日の様子を見て
決めていただいてました。
これが高いと
「記憶、判断、思考」などで速く深い処理
ができるということで
実際に西の雄、灘中学校の
合格者平均が１３８程度と
聞いています。
現代っ子の平均的な数値は
１１１程度とされていますから
確かに高めに出てます。
しかし…残念ながら
高いからどうと
言うものでもない
のです。
先の大手塾で
記録上見た限りでは２２８という子が
最高値でした…
が、この子…
中の下あたりのクラスにずっといました。
ただ…
ポケモンのデータはもちろん
声まですべて覚えてました。
ノートを取らないけれど
授業中の先生の言葉の
一字一句全部覚えてました。
でも「練習」をしない…
だからいつまでも
中の下にいました。
逆に灘中合格者で最低だった子は
８２だったと記憶しています。
当日泣き叫びながら
当日泣き叫びながら
受けさせられていたらしいです。
正しい数値は出てないでしょうね。
受験勉強を水くみに例えるなら
IQはバケツの大きさ
に当たります。
確かに１回にくめる水の量は
多いので有利ですが
回数くんだら
バケツは少々小さくても
負けることはない…
これが演習効果です。
では…
IQを知ることはいいことなのか…
知りたいのは親御さんも
ご本人ももれなくなんですが…
現場の感覚としては
「よくないこと
の方が圧倒的に
たくさん起きる」
と言えると思います。
いい数値が出たら
ナメてかかって努力しなくなる
ことのほうが多いですし
悪かったら果てしなく落ち込んで
その後起きるあらゆる障壁を
IQが低いから…で
済ませるようになります。
モチベーションプラスに
持っていける子は
本当に少ない
です。
これは「シンプルに知りたい」ではなく
「ひょっとして
オレ(わが子)
高いかも～」
と思って受けるからだと思います。
だから「快哉」や
「がっかり」が伴ってしまう…
あくまでもデータとして
検討要素として
受験戦略の中に取り入れていく
のであれば有効ですが
またもやマウンティングの材料に
することを夢見てるのであれば
受けないほうがマシ
でしょう。
ましてや
受験の天王山の
この時期に受けるべきもの
では全くないと思います。
よろしくお願い致します。
これからの暑い夏も踏まえて
どうか息の長いご支援をお願いいたします。
なお、１００００円以上の義援金をおさめられた方は
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