Q:ノウハウ本が気になります。

 
 
A:なぜか梅雨時になると
様々なノウハウ本が出てきます。
(教科別の攻略まとめ本は
ここでは別の扱いをします。)
 
いわゆる保護者向けノウハウ本…
子育てアドバイス系から
受験生の親体験談系
果ては『ビリギャル』『下剋上受験』
に代表される自称カリスマ講師や
親の展開する逆転一発系…
そして…『二月の勝者』『翼の翼』

これらの本は『映画』だと思ってくださるなら
一定の価値があります。
ロッキーを観たら帰って卵を飲み
スピードを観た帰りはやや飛ばし
君の名はを見たら空を見上げ
スパイダーマンを見たら
ビルの壁を見上げ
そんな部分が人間にはあります。

それと同じ効果として
受験生を支える親の物語に
共感して同化させることは
悪くありません。
 
具体的な方法論としての内容も
取り組みやすいものと思われます。
しかしそれは
『ご自分の範囲』に
とどめていただきたい
のです。

この手の本に手を伸ばされるお母様には
面白いくらい一定の傾向
があります。
 
それは
『子ども改造系の
ノウハウ本』
しか見られない
ということ。

母が変わる系は
まだ中低学年のお母様が
お読みになられることはあっても
受験直前のお母様は絶対に触りません。

ここに問題が
潜んでいます。

お子たちが言うことを
聞けなかったから現状
があるんです。
そこを打開しないで
ただただ子どもたちに
『本にあったんだから変われ!』
と言っても、それは無理です。
 
変わるなら日々接する
お母さまからでしょう。

全部一斉でなくていいんです。
何かが変わればそれは広がっていきます。

ここで文句がよく出てきます。
「私は忙しい」
 
受験生より
忙しいですか?
ドラマ見るのやめれば
1時間はできます。
 
受験生には
受験に没頭してほしい
と仰ってたのに
取り組み方の変化と言う
一番負担の大きいこと
をお求めになるのですね。

入試直前になって
『しつけ』や
『人格教育』
を持ち出すのは
ぐうたら母の典型
実は
自分が
ただ変わりたくない
だけです。

受験を選ばせたのなら
最後までミッションが全うできるように
サポートしてあげてください。

いつも子どもたちに仰ってるあの言葉です。
「楽に生きていく方法
なんてないのよ!」
お母様にも同じお言葉をおささげ致します。
 
嫌なら
「合格者の母」として
道路の真ん中を闊歩するのを
あきらめましょう。
 
よろしくお願い致します。
 

 

 

 

 

これからの暑い夏も踏まえて

どうか息の長いご支援をお願いいたします。

 

 

なお、10000円以上の義援金をおさめられた方は
その領収等にあたるもののお写真をお送りください。
電話等によるご面談(4400円/1時間)を1回

無料にてお受けいたします。