Q:兄弟や動物の声

近所の音を嫌がります。

 
 
A:「音」を嫌がると言うのは
昔から結構見られた事象ですが
当時は「神経質」と言われて
スルーされてきました。
 
昨今は「発達障害」への理解が深まり
(その理解が正しい方向かどうかは
二の次として…)
その中に音声への敏感性についての
言及も増え、認知度は高まりました。
 
同じ時期から
「騒音」に対する発言は
老若男女問わず
かなり増えたと感じます。
 
その結果
保育園が開園できなかったり
公園がお喋り禁止になったり
などという
非常に気持ち悪い事柄
が増えています。
(不思議なことに「自称音に敏感」な
本人は声が大きく、ガサツなことが
非常に多いんですが)
 
近年では
コロナによる自粛ムードから
外の音に対して攻撃的になる子
(オトナも)爆増したと聞きます。
  
まずここで注意が必要なのは
お子の「音声への敏感性」が
体質的な
モノかどうか
の精査です。
 
体質的に感覚過敏であれば
物理的な対策が必要です。
 
最も簡便なものでは
イヤープラグ(耳栓)やイヤーマフ
 
お部屋の防音や吸音カーテンなども
効果はあると思います。

ここまでで効果が見られない
もしくは対策に非協力的
である場合は
「性格的人格的
敏感性」
可能性が高まります。
 
残念ながら
「理由をつけて
サボろうとしてるだけ」
です。
 
体質的な部分が主である場合
よほど強い自閉傾向がない限り
お子たちも対策に協力的です。
 
しかし性格的人格的なモノが
主である場合は
物理的解決を嫌がり
要求が理不尽でエスカレート
(例:公園行って黙らせて来い)
していくことが多いです。
 
彼らの目的は
静かになること
ではなく
「理由を得て
努力をしないこと」
ですから…
 
キツイことを申し上げますが
昨今の最大の問題は
「自称発達障害」の中に
相当数の
「向上したくないだけ
いい加減な母子」
が混じっていることです。

そういう子は常に理由を探し
自分以外のせいにすることで
自分を正当化します。
 
そんな子の努力不足からくる
ワガママに病名をつけて
自分を免罪し逃がしてる親
少なくありません。
 
受験は
「社会に出た時の
優位性の一つとして学歴や友人
学習環境を手に入れるための手段」
でしかありません。
 
とすれば
受験準備の段階
もれなく嫌われるような
人格を形成するのは
主旨が根底から
ひっくり返っている
としか言えないと思います。
 
「音のせいにして叫ぶ我が子」
前にして、もう一度子育ての原点…
「何がこの子の幸せか?」から
お考えになられるのは
とてもいいことかと思います。
 
よろしくお願い致します。