Q:不潔です。

 
 
A:先般の第二次性徴から始まって
だんだん受験の本筋から外れていますが…
これもまた深刻な問題…
受験に関係おおありです。

これもお母様方には不可解な領域…
でも毎年これが原因で大モメが起きます。
 
お母様の仰る不潔にも
いくつか種類があるのですが、多くは
①風呂に入らない、入っても洗わず出てくる
②下着をかえない
③同じ服を着ていく
④脱いだ靴下や下着を嗅ぐ
あたりに集約されます。

②③は「自己管理への過渡期」に
よく見られます。
ママに何もかも用意してもらわず
自分で用意するようになると
結構な「自己判断」が出てきます。
しかしこれは致し方のないコト…
任せるとはそういうことです。
ここで手出しをしたら
何の意味もありません。
 
ここはぐっとこらえて
「意見するまで」
にとどめていただきたいと思います。

①は男児にはよく見られます。
特に入っても洗わず出てくるのは
風呂で遊び過ぎです。
ただ、こういう子はなぜか
理科ができますので侮れませんw
 
あと、頭を洗わない子に
意外にも「洗ってる間が怖い」という子が
かなりの高率でいました。
あまり怪談系を見聞きさせるのも
まずいかもしれませんね。

実はお母様方が
過激に反応なさるのは
④が多いのです。
しかもかなりの場面で
「主人そっくり」という
お言葉も添えられますw
 
子供達にしたら
「ニオイ嗅ぐことはそもそも不潔なのか!?」
という大きな命題に直面して困惑します。

嗅ぐのは不潔かと言う談義はさて置いて
お子たちが(特に男児が)
自分の靴下や下着を嗅ぐのは
自己確認して安心するためです。

実際に行われた実験で
脱いだ後のかぴかぴな靴下に
「他人のニオイ」をふりかけて置いておくと
嗅いだ99%以上の子が「異変」に
気付いたと報告されています。
 
それくらい自分のニオイにこだわる…
逆に言えば自己確認をしているのです。
 
行動的に見れば
やや幼児性が高めの子に
見られる不安解消行動です。
それだけストレスにさらされてると
言えるかもしれません。

叱りつけてしまうよりも
「充分嗅いで満足したら
洗濯機に入れといてね」ぐらいで
いいのではないでしょうか。
 
実例として
中学合格したら
1人暮らしを始めたら
結婚したら…
ピタッとなくなったという話もあります。
あまり目くじらを立てられずに
目の端でとらえる感じにしておいて
あげてください。 
 
よろしくお願い致します。