Q:物語文が読めません

=物語文の場面掌握が出来てません②

 
A:物語文、続けさせていただきます。

物語文は
心情の把握と場面把握と前回申しました。
場面が思い浮かばない理由のひとつが
「いろんなことを知らない」
であることも申しました。

実はもう少し深刻な例もあります。
「言葉が音でしかなくなってしまう」
子が少なからずいらっしゃるのです。

黙読はしているのですが
脳内に「音」しか
響いてない。
 
だから読み終わった後
な~んにも覚えてないのです。

こういう子は「音読」や
「読み聞かせ」をすると
サクサク問題を解き始めたりします…
がテスト中はそうもいきません。
 
こういうケースでお勧めしているのは
専用声優さん。
文章の黙読の時に
脳内で読み上げてくれる声優さん
を設定します。

これは
かなり真剣に
やってください。
 
小恥ずかしいので
どうしてもチャカシ気味になりますが
真面目に選んでいただきたいです。

その時に親御さんは
「ドラえもんの声は?」などと
提案はして差し上げてほしいのですが、
最終的に
「誰の声にしたのか」は
絶対に聞きださないで
頂きたいと思います。

なぜか…

それはかなりの子が
「お母様の声」
それも
「幼い頃絵本を
読んでくれていたママの声」
を選んでるからです。

そりゃ母様は直接聞きたいかも
しれませんw
でもそれはいくらなんでも
恥ずかしくて言えないです。
だから
こじ開けないで
ください。
恋人も夫婦も親子でも
こじ開けていいことなんてない
です。
 
この声優さんがうまく稼働しはじめると
内容の分からない部分が
明確になってきます。
 
率先して質問を促して
答えて差し上げてください。
「そこが引っかかってたのか!」
と驚かれると思います。

ここで
「辞書引け」
炸裂させられると
元の木阿弥
です。
答える…と言うよりは
感覚を共有してあげてください。

場面が思い浮かぶように
なればしめたものです。

ここからは前回お勧めした
「模範解答を意識して復習させる」
の出番です。解答を写すつもりで
本文中の解のありかを
徹底的に確かめてもらってください。

国語の答えは
いつだって本文中に
あります。
 
どうぞよろしくお願い致します。

(追記:ちなみにお母様やご親族以外では、林原めぐみさんの演ずるアニメキャラクターや有働由美子アナウンサー、中村梅雀さん、市原悦子さん、長澤まさみさん、寺島しのぶさんなどの大河ナレーター、渋いところではプロジェクトXの田口トモロヲさんがあがりました。ご参考に)