Q:なかなかほめるのがうまくいきません。

 
 
A:『ほめて育てる』 これは
日本を
衰退させつつある
呪いの言葉
かもしれません。

『叱る』と『怒る』の
区別のつかない
ダメな親たちが
この言葉を免罪符にして
一切の干渉をやめ
子どもの言いなりに
なることを美徳
としてしまいました。

善悪の判断が出来ない
ままに家庭から放たれ
幼稚園や学校で
まわりに我を通して嫌われ
そのまま社会での
居場所がなくなって
犯罪を起こす
『クソガキ』
今50代にまで
突入しています。
 
引きこもり
ストーカー
DV、窃盗
性犯罪…
さかのぼれば大抵は
『あまり叱られなかった』
『理不尽に怒られ続けた』
の二つに行きつきます。
 
そう…
これもまた
承認欲求の不満が原因
なのです。
 
しかしこれだけたくさんの悪しきサンプルが
あるにもかかわらず
未だに『叱ることは負け』みたいに
考える親御さんは減りません。
 
自分の子だけは違うと信じたい
のでしょうが思い出してください。
 
『うちの子に限って…』
と口走る親の子
おしなべて
ワガママで
社会性がなかったはずです。
 
しつけは親の務め…
親は『嫌われてナンボ』です。

子どものみならず
恋愛を含む人付き合いはすべてそう…
『嫌われまい』と迎合したら
必ず失敗してもっとすさまじく嫌われます。

子どもが最も嫌がるのは
『日によって言うことが違う』こと…
 
実は
叱られること
そのものではないのです。

だから価値基準を『正誤』に一本化してください。
『好きでもダメはダメ』でないとダメです。

そういう意味では
『人間の言語能力』
の過信は禁物です。
『話せばわかる』は幻想です。
 
幼少期の子どもは言語こそ操っていますが
もっとずっと動物です。

ほめて育てる系自称人権派の皆さんが
烈火のごとく怒り散らすかもしれませんが
きちんとしたしつけを
しておられる親御さんは
知らず知らずのうちに
『ドッグトレーニング』
と同じ動きをしてらっしゃいます。

・目を見て話す 見なかったら見させる
・低い声でゆっくりと話しかける
・できるまで許さない
・途中で投げない
・反抗にはひるまない
・できたら目に見える形でほめる
すべてトレーニングの基本です。

彼ら彼女たち(ワンコも含む)は
正しいと認識してその行動をしてる
のではありません。
『こうしたらママがパパが
よろこんでくれるから』
そうしているだけです。

よくまだまだ元気なお犬様を
乳母車に乗せて散歩させておられる
お年寄りが
ある日突然噛まれたと聞きますが
まさに同じです。

だからこそ親御さん側が
基準を揺らせたら意味がないばかりか
悪化の一途なのです。
『ならぬものはならぬ!』
この精神でお願いいたします。