Q:天気が悪いと不機嫌です。

 
 
A:俗に「気象病」と呼ばれる症状は
古くから報告されてきました。

古傷や手術跡が
雨が降ると(低気圧が近づくと)
うずいたり痛むのは
記述などにもよく出てきます。
 
他にも耳鳴り、頭痛、吐き気、眠気などが
報告されています。
 
原因については医学的な説明を
お読みいただくのがいいと思いますが
ざっくりいえば自律神経が気圧の低下や
摂取酸素濃度の減少
暗い(天候が悪い)ことを検知して
副交感神経優位(リラックスおやすみモード)
になることから
「カラダが重い」につながることは
あるようです。
 
しかしこれはラジオ体操などの軽い運動や
シャワーである程度は解消できますし
一般的には動きだせば
徐々に軽くなっていきます。

あまりに症状が重いようであれば
行きつけの内科に
ご相談の上
耳鼻咽喉科などのご紹介を
受けてください。
 
間違っても素人判断で
いきなり
心療内科の受診は
お勧めしません。 
よほど良心的ないい先生
でもない限り
あそこに行けば何でも病名が付き
何でも精神安定剤の処方でおしまいです。
 
受験指導の立場として
この場面で一番恐れるのは
「やらない
言い訳の追加」
です。

「病名」が
つくことほど
彼ら「サボリ体質」を
勢いづかせることは
ありません。
 
ですから絶対間違っても
「あれえ?
気象病かな?」
とか先に仰ってはなりません。
 
 そのうちに
「マンマァ
何かキショービョー
みたい(涙)」
みたいな、ズルい子が続発します。
(まあ、こういう子は
いずれ何かで脱落ですが…)

サボり、不登校、引きこもり、ニート…
原因の芽は
少ないほうが
いいです。
 
どうぞよろしくお願い致します。